Xamarin.iOS でのアプリ内購入

  • [アーティクル]

iOS アプリケーションでは、StoreKit を使用してデジタル製品またはサービスを販売できます。StoreKit は、iOS によって提供される一連の API で、Apple のサーバーと通信し、Apple ID を介してユーザーとの金融取引を実行します。 StoreKit API は、主に製品情報の取得とトランザクションの実行に関係しており、ユーザー インターフェイス コンポーネントはありません。 アプリ内購入を実装するアプリケーションは、独自のユーザー インターフェイスを構築する必要があります。また、購入されたアイテムをカスタム コードで追跡して、必要な製品またはサービスをユーザーに提供する必要があります。

アプリ内購入機能を提供するには、いくつかの手順が必要です。

  • アプリの構成 – アプリケーションのプロビジョニング プロファイルを正しく設定する必要があります。
  • 製品の作成 – iTunes Connect ポータルで製品の説明と価格を作成する必要があります。
  • StoreKit の実装 – StoreKit API は、販売される製品の種類に応じて実装する必要があります。
  • ユーザー インターフェイスと製品自体の構築 – 各購入を追跡し、必要に応じてそのバックアップと復元を行うメカニズムを含め、製品を実装する必要があります。
  • 売上の監視と資金の受け取り – iTunes Connect から提供された情報を使用して、売上の傾向を監視し、収入を追跡します。

このドキュメントでは、Xamarin.iOS を使用してアプリ内購入を提供するためのこれらすべての手順を完了する方法について説明します。

要件

アプリ内購入をサポートするには、Xcode 7 以降で Xamarin.iOS 5.0 以降を使用する必要があります。

内容

まとめ

この記事では、アプリ内購入の概念を紹介し、それを利用するようにアプリケーションを構成する方法の概要を説明し、Xamarin.iOS を使用した例を提示しました。 説明した内容は次のとおりです。

  • iOS プロビジョニング ポータル – アプリ内購入機能を有効にするためのガイドライン。
  • iTunes Connect – アプリ内で販売する製品の構成。
  • Store Kit – アプリ内購入機能の構築に使用されるクラスの説明。
  • 購入用アプリのコーディング – アプリ内購入を Xamarin.iOS アプリに組み込む方法の例。
  • レポート – iTunes Connect を介して利用できる統計情報の概要。