MDOP (Microsoft Desktop Optimization Pack) 最新情報 (2012年4月)
みなさん、こんにちは
今回は MDOP に関するアップデート情報、「MDOP 2011 R2 Language Update のリリース」と「MDOP 新コンポーネントの Beta リリース (UE-V、App-V、DaRT) の 2 点をお知らせします。
その1 - MDOP 2011 R2 Language Update のリリース
2012年4月1日にMODP 2011 R2 Language Updateがリリースされました!
こちらのアップデートでは MDOP 2011 R2 に含まれる以下の2製品のローカライズに対応していますので、日本語を含む 10カ国語でご利用いただくことが可能となります。
- Microsoft BitLocker Administration and Monitoring (MBAM)
- Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 7.0
対応言語など、Language Update の詳細については、こちらのリンクを参照ください (英語)
ご参考までに、日本語対応した MBAM, DaRT の画面イメージを添付します。
MBAM
Web ブラウザから管理画面を表示し、組織全体、および個別 PC の BitLockerの暗号化ステータスを確認できます
DaRT
回復ツールの起動画面ユーザーインターフェースも日本語対応しています!
そもそも MBAM や DaRT ってどんな製品?という方は、以前、本 Blog にてご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。
Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 7.0 の紹介
また MDOP の製品情報は以下のサイトよりご確認いただけます
その2 - MDOP 新コンポーネントの Betaリリース (UE-V, App-V, DaRT)
MDOP 2011 R2 Language Update に加え、4月は MDOP 製品群のベータバージョンが相次いで発表され、リリースラッシュの月となりました。
App-V, DaRT といった既存の製品のバージョンアップだけでなく、UE-V という今までになかった全く新しい製品も提供されています。
いずれも登録いただければどなたでも参加いただくことができるPublic Betaと呼ばれるものなので、興味のある方は是非Betaプログラムにご参加ください。
以下が、公開されている Beta の製品、およびその特長となります。
User Environment Virtualization (UE-V) Beta
UE-V はユーザー状態を仮想化 (User State Virtualization) する製品で、Windows 7 や Windows 8 (コード名) など異なるPC、タブレット、仮想デスクトップなど様々な環境でOS設定や3rd パーティ製も含めたアプリケーションの個人設定をローミングして引き継ぐテクノロジーです。
UE-VBeta への登録、および詳細については、こちらのリンクを参照ください
実際の動作は以下のムービー (英語) をご覧ください。
Application Virtualization (App-V) 4.6 SP2 Public Beta
こちらのバージョンはサポート対象のOSとしてWindows 8 Consumer Preview が追加されています。
Windows 8 Consumer Preview に対して App-V で仮想化されたアプリケーションを配布するといったシナリオを検証をされる場合には、こちらのバージョンをご利用ください。
(対応 OS の拡張以外の機能拡張は含んでいませんのでご注意ください)
App-V 4.6 SP2 Beta への登録、および詳細については、こちらのリンクを参照ください
Application Virtualization (App-V) 5.0 Public Beta
App-V 5.0 は従来のApp-V 4.6 に加え、以下のような機能拡張を含んでいます。
- 仮想アプリケーション間の通信に対応
- 4GB 以上のサイズのアプリケーション仮想化に対応
- PowerShell による自動化 (シーケンサー、サーバー、クライアント)
- 管理コンソールの Web 対応
- 特定ドライブレターが不要に (Qドライブは必要ありません!)
App-V 5.0 Beta への登録、および詳細については、こちらのリンクを参照ください
App-V 5.0 Beta のデモは以下をご覧ください。
新しくなった Web 管理コンソールや仮想アプリケーション間の通信設定などをご覧いただけます!
Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 8 Beta
DaRT 8 では以下に示すような機能拡張を提供します
- USB やDVD などに対して直接DaRT ウィザードから の書き込に対応 (以前のバージョンではISOの作成まで)
- 単一の端末から 32bit および 64bit のイメージを生成可能
- アウトプット フォーマットの選択肢。イメージ生成のプロセスにおいて、WIM とISO を選択可能
- GPT および UEFI への対応
- Windows 8 Consumer Preview 対応
DaRT 8 Beta への参加は、こちらのリンクからご登録ください
それではまた!