Muistiinpano
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先日、マイクロソフトのロボティクス制御技術向けの開発・実行環境のMicrosoft Robotics Developer Studioの最新版がリリースされました。
Microsoft Robotics Developer Studio 2008 R3
です。(以下MSRDS2008R3と略します)
https://www.microsoft.com/robotics
いっとき、このプラットフォームは、有償での販売・利用になっていましたが、最新版では、無償提供に変わりました。開発環境だけでなく、多ノードで分散、並行処理を行うための、プロトコル、ランタイムも無償提供になったようです(詳しくは、MSRDS2008R3の使用許諾権説明をご参照ください)。
サービスの開発、サービス部品の組み上げが、Visual Studio 2010でもできるようになっています。
相変わらず豊富なサンプルが用意されています。サンプルの中には、部屋の中や砂漠、都市など、シミュレートしたいロボット等を配置すればすぐに使えるシミュレーション世界や、空気抵抗をシミュレートするサンプルも用意されています。私はMDDロボットチャレンジ(気球ロボット制御)の審査員も担当させていただいていますが、そちらでも利用可能かもしれません。MSRDS2008R3は、本格的な物理シミュレータを内蔵し、表示はWPF、モーションはXNA Frameworkを使っています。XNAの使い方のサンプルとしても最適です。
使い方をマスターしたい方は、サンプルのほかにチュートリアルも豊富(英語Onlyですが)なので、そちらをお試しください。
以前のバージョンではWindows Embedded CE上で動かすためのCompact Framework版のランタイムライブラリーも提供されていましたが、最新版ではなくなり、Windows XP/Vista/7のみが提供されています。
Windows以外(CEも含め)で活用したい場合には、公開されているCCR/DSSの仕様を見て、それぞれ実装する必要があります。基本HTTP/SOAPを使ったプロトコルなので、WCFやプロトコル実装に詳しい方でしたら可能なレベルです。
Visual Studio 2010で、サンプルをビルド&実行するには、サンプルの全てのslnファイルをVS2010で開き、VS2010プロジェクトに変換、ビルドを行う必要があります。一部ビルドが通らないプロジェクトが途中で出てきますが、めげずに、他のソリューションのビルドを成功させつづけ、必要なプロジェクトのビルドが終われば、ビルドは可能です。
ロボティクスソフトウェア開発環境を検討されている皆さん、Visual StudioのExpress Editionでも試してみることは可能ですので、まずは、ダウンロード&サンプル実行してお試しいただければと思います。