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スマート トリミングされたサムネイル

サムネイルは、画像のサイズを縮小したものです。 無駄のないレイアウトしやすい方法で画像やその他のデータを表現するためにサムネイルは使用されます。 Azure AI Vision 3.2 API では、スマート トリミングを使って、画像の最も重要な領域を含む直感的な画像サムネイルを作成し、検出された顔に優先順位が付けられます。

Azure AI Vision のサムネイル生成アルゴリズムは次のように動作します。

  1. 画像から邪魔な要素を取り除き、"関心領域" (画像内の主な被写体が写っている領域) を識別します。
  2. 識別された "関心領域" に基づいて、画像をトリミングします。
  3. ターゲットのサムネイルの寸法に合わせて縦横比を変更します。

関心領域

画像をアップロードすると、Azure AI Vision API によって画像が分析されて "関心領域" が特定されます。 その領域を使用して画像のトリミング方法を決めることができます。 ただし縦横比が指定されている場合、トリミング操作は常に所定の縦横比と一致します。

areaOfInterest API を呼び出すと、その元の "関心領域" について未加工の境界ボックスの座標を取得することもできます。 その情報を使用して、元の画像に自由に変更を加えることができます。

スマート トリミングされたサムネイルの例

生成されるサムネイルは、以下の図に示すように、高さ、幅、スマート トリミングについて指定する内容によって大きく異なる場合があります。

山の画像とさまざまなトリミングの構成

次のテーブルは、画像例に対するスマート トリミングによって定義されたサムネイルを示したものです。 スマート トリミングが有効になっており、ターゲットの高さと幅が 50 ピクセルに指定されたサムネイルが生成されています。

Image サムネイル
山の夕日と人のシルエット 山の夕日と人のシルエットのサムネイル
白い花と緑の背景 Vision Analyze 花のサムネイル
共同住宅の屋上にいる女性 共同住宅の屋上にいる女性のサムネイル

API の使用

サムネイルの生成機能は、Get Thumbnail および Get Area of Interest API で使用できます。 ネイティブ SDK または REST を呼び出すことでこの API を呼び出すことができます。