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IniLocator テーブル

IniLocator テーブルには、.ini ファイルを使用してファイルまたはディレクトリを検索したり、特定の.iniエントリ自体を検索したりするために必要な情報が保持されています。 .ini ファイルは、既定の Microsoft Windows ディレクトリに存在する必要があります。

IniLocator テーブルには次の列があります。

Column 種類 キー Nullable
Signature_ Identifier Y N
FileName FileName N N
セクション テキスト N N
キー テキスト N N
フィールド 整数 N Y
種類 整数 N Y

 

[列]

Signature_

Signature テーブルの最初の列への外部キー。 Signature_は一意の署名を表し、Signature テーブルの列 1 の外部キーでもあります。 この署名が Signature テーブルに存在する場合、検索対象はファイルになります。 このキーが Signature テーブルに存在せず、Type 列の値が msidbLocatorTypeRawValue の場合、検索対象は IniLocator テーブルで指定された .ini エントリになります。 それ以外の場合は、IniLocator テーブルで指定されたディレクトリが検索されます。

FileName

.ini ファイル名。

Section

.ini ファイル内のセクション名。

Key

セクション内のキー値。

Field

.ini 行のフィールド。 Field が Null または 0 の場合、行全体が読み取られます。 これは負ではない数である必要があります。

Type

.ini 値がファイルの場所、ディレクトリの場所、または生の .ini 値かどうかを決定する値。

次の表に、有効な値の一覧を示します。 存在しない場合、Type は 1 に設定されます。

一定 16 進数 Decimal (10 進数型) 説明
msidbLocatorTypeDirectory 0x000 0 ディレクトリの場所。
msidbLocatorTypeFileName 0x001 1 ファイルの場所。
msidbLocatorTypeRawValue 0x002 2 生の .ini 値。

 

解説

このテーブルは AppSearch テーブルと共に使われます。

通常、このテーブルの列はローカライズされません。 作成者が複数の言語で製品を検索する場合、言語ごとに別個のエントリをテーブルに含めることができます。

進行状況の表示またはログ記録用の、関連するローカライズされたテキストは、ActionText テーブルで指定します。

既存のアプリケーション、ファイル、レジストリ エントリまたは .ini ファイル エントリの検索」を参照してください。

検証

ICE03
ICE06