通常のWindows上でフォーマットまたは使用したことがあるディスク(SSDなど)にWindows10をインストールする場合インストール先のディスクを選択する画面でフォーマットかパーティションの削除のどちらを選択するべきでしょうか?
PCの修理業者のブログによると通常のOSで使用したことがあるディスクはブートの記録が残っているためUSBインストーラーから起動したWindowsでパーティションを削除し新たに作り直したほうがよいとありました。
ケースバイケースです。しかし重要なことは、あなたが何をしたいのか、あるいは何を知りたいのかが不明ですが、しかしこのPCの修理業者のブログの内容が間違っているので、信用しない方が良いのではないかという指摘をします。
実際は次の通りに理解して判断するべきです。
1.まずインストール前に何をした方がより良いのかが、インストール先のディスクが HDD なのか、SSD なのかと、何を目的とするのかによって大きく異なるので、一概には「この方法が良い」とは言えません。
2.PCの修理業者のブログの記述が間違っているのは、「通常のOSで使用したことがあるディスクはブートの記録が残る」というのに該当するデータはどこにも残らないという事です。これがもし、HDD / SSD ディスクの管理領域に記録される、S.M.A.R.T. の電源投入回数の記録の事であれば、その記録情報は何をしても、改変したりクリアするは出来ません。また仮に、修理業者ブログ指摘の「ブートの記録が残っている」として、それを削除することが何の役に立つのかが不明です。
3.もう一つPCの修理業者のブログの記述が間違っていると思うのは、「USBインストーラーから起動したWindowsでパーティションを削除し新たに作り直したほうがよい」です。なぜよいのかが不明です。データの痕跡を消すことが目的であれば、それだけでは不十分で、後述の物理フォーマットを使用するべきです。HDDの場合は、様々な方法で容易にデータを復元出来るので、これが古いデータの削除を意味するのであれば、見た目や使い勝手程度の意味しか無いと推測します。
4.HDDの場合で、もし以前使用していたOSやデータの痕跡を削除することが目的の場合は、クイックフォーマットでも、パーティションの削除でも無く、時間がかかる物理フォーマットを使用するべきです。
5.SSD の場合は、物理フォーマットを実行するとメディアの寿命が縮まるのと、一般に削除したデータの復元が HDDよりも難易度が高いため、一般には以前使用していたデータの痕跡を削除することが目的でも、あまり物理フォーマットは使用しません。また(クイック)フォーマットや、パーティションの削除でも動作(起きること)はあまり変わりません。勿論、物理フォーマットも可能です。それらの場合の寿命の縮み具合も含めて詳細は、その SSD 機種固有の公開されていない動作仕様に依存します。
6.ご存知とは思いますが、フォーマットもパーティションの削除のどちらも選択せずにインストールを進める方法もあります。以前のデータは「Windows.old」等に残ったままとなりますが、「寿命があるメモリー素子」の書き換え操作が少ないのでSSD へのインストールでは寿命を温存する有用な手段です。私は仕事でWindows を再インストールする機会が多いので、いつも極力パーティーションの変更やフォーマットなどはせずに、可能であれば既存のパーティーション構成のままで再インストールを行う様にしています。つまり修理業者のブログには書かれていない、「フォーマットやパーティション削除」のどちらもしないという使い方です。SSD が多い最近のPCの使い方では、個人的にお勧めします。
またUSBインストーラーから起動したコマンドラインのDiskpartでディスクをクリーンした後、MBRからGPTパーティションへ convert する作業は自動で行われるのでしょうか?
はい。
ご自身で試してみると確認出来ますが、USBなどのインストールメディアから起動してインストール時に、DiskPart コマンドの使用の有無には関係無く、ディスクのクリーン後、すなわちパーティーションが空のディスクへのインストール時には、UEFI ブート可能であればパーティーションテーブルは GPT にコンバートされます。
追記:番号付けが間違っていたので修正