dllcacheというのはWindows XPの頃の古い仕様です。
Windows 10の場合、WinSxSにあるコンポーネントストアにあるファイルが使用されます。
インストーラーがコンポーネントストアにファイルを展開してから、コンポーネントストアにあるファイルへのリンクを張るという形で所定の場所にファイルが設置されます。そのためインストール先のファイルが改変された場合、リンクが切れて別のファイルになり、コンポーネントストアにオリジナルのファイルが残る仕様になっています。もはや、起動するたびにバックアップなどしていないのです。Sfcコマンドのscannowオプションや、DismコマンドのRestoreHealthオプションでは、そのリンクを張り直しているだけなのです。
通常は、権限がないのでできないはずですが、コンポーネントストアにあるファイルが破損することもあります。特にWindows Updateが失敗した場合や、コンポーネントストアを利用しているアプリケーションの更新に失敗した場合、意図的にコンポーネントストアにあるファイルを操作した場合などです。
コンポーネントストアにあるファイルを修復するのに一番確実な方法が、Windowsのインストールメディアにあるsetup.exeを実行してインプレースアップグレードをすることです。Windowsのインストールメディアにあるオリジナルのファイルでコンポーネントストアにあるファイルを修復したうえで、各種ファイルをインストールし直して初期化してくれます。
なお、ストレージのメディア自体に問題が発生した場合にもファイルが破損しますので、その場合にはストレージを新しいものに交換した方がいいでしょう。