例えばA1~A10に=RAND()を入れて乱数を表示させたとします。この範囲を選択して「CTRL+C」でコピーし、B列のB1以下に値として貼り付ける場面を想像してください。以下のような手順になると思います。
(1)貼り付け先の先頭セルを選択し、右クリックしてコンテキストメニューを表示する
(2)コンテキストメニューの「貼り付けのオプション」から「数字の123」が見えているアイコンにマウスオンする
(3)当該アイコンを左クリックする
上記(3)で当該アイコンを左クリックせずに、別のアイコンにマウスオンし直すと、アイコンをクリックした訳けでも、シートに変更を加えた訳でも、F9を押した訳でもないのにA1~A10のRAND関数が再計算されます。
再計算のトリガーとして、ワークシートの内容変更、F9キーの押下はよく知られていますが、コンテキストメニューのアイコンマウスオンは承知しておりませんでした。
「CTRL+C」でコピー範囲が破線で囲まれ、いわゆる「コピーモード」になるのですが、ESCキーでコピーモードを解除してもA1~A10は再計算されません。
しかし、上記(2)まで実行した後、ESCキーで、コンテキストメニューを消すとA1~A10は再計算されてしまいます。
これは仕様でしょうか。もし、仕様だとすると違和感があります。
というのは、上記(2)で「形式を選択して貼り付け」をクリックすると「形式を選択して貼り付け」のダイアログが表示されます。この状態で、貼り付けのグループにある、「すべて」「数式」「値」「書式」・・・などのオプションボタンを選択し直しても再計算は実行されないからです。
片や「マウスオンたけで再計算」、片や「オプションボタン選択で再計算なし」というのは、納得しがたい挙動であり、「マウスオンたけで再計算」だと無意識の操作で想定外の結果になる可能性もあるように思います。
勝手な想像ですが、アイコンマウスオンで貼り付け結果がプレビュー表示(ゴースト表示?)されますが、これがワークシートの変更と認識されてしまうのなら本末転倒のような気がします。
アイコンマウスオンだけで再計算が実行されてしまうので、A1~A10を表示されいる数値で確定数値とするため、CTRL+CでコピーしてA1~A10セルに上書きしようとして、上記(1)~(3)の手順を踏むと、確定しようとしていた数値(表示されていた数値)とは全く異なる(当然プレビュー表示とも異なる)数値が貼り付けられてしまいます。
もし、これが仕様だとすると、このような仕様にすることにどのような意味があるのでしょうか。あるいは何らかの制約からこのような挙動にせざるを得ないのでしょうか。
ご教示いただければ幸いに存じます。