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動的マップの StylesObject スキーマ リファレンス ガイド

  • [アーティクル]

StylesObject は、stateset スタイルを表す StyleObject 配列です。 Azure Maps Creator Feature State サービスを使用して、stateset スタイルを屋内マップ データ地物に適用します。 stateset スタイルを作成して屋内マップ機能に関連付けると、それらを使用して動的な屋内マップを作成できます。 動的な屋内マップの作成の詳細については、「Creator の屋内マップに動的スタイル設定を実装する」を参照してください。

StyleObject

StyleObject は、次のスタイル ルールのいずれかです。

次の JSON は、3 種類のスタイルごとの使用例を示しています。 BooleanTypeStyleRule は、occupied プロパティが true および false である機能の動的スタイルを決定するために使用されます。 NumericTypeStyleRule は、temperature プロパティが特定の範囲内にある機能のスタイルを決定するために使用されます。 最後に、StringTypeStyleRule は特定のスタイルを meetingType に一致させるために使用されます。

 "styles": [
     {
        "keyname": "occupied",
        "type": "boolean",
        "rules": [
            {
                "true": "#FF0000",
                "false": "#00FF00"
            }
        ]
    },
    {
        "keyname": "temperature",
        "type": "number",
        "rules": [
             {
                "range": {
                "minimum": 50,
                "exclusiveMaximum": 70
                },
                "color": "#343deb"
            },
            {
                "range": {
                "maximum": 70,
                "exclusiveMinimum": 30
              },
              "color": "#eba834"
            }
        ]
    },
    {
      "keyname": "meetingType",
      "type": "string",
      "rules": [
        {
          "private": "#FF0000",
          "confidential": "#FF00AA",
          "allHands": "#00FF00",
          "brownBag": "#964B00"
        }
      ]
    }
]

NumericTypeStyleRule

NumericTypeStyleRule は StyleObject であり、次のプロパティで構成されています:

プロパティ タイプ 内容 必須
keyName string state または動的プロパティ名。 keyName は StyleObject 配列内で一意である必要があります。 はい
type string 値は numeric です。 はい
rules NumberRuleObject 色が関連付けられている数値スタイルの範囲の配列。 各範囲には、state 値が範囲を満たすときに使用される色を定義します。 はい

NumberRuleObject

NumberRuleObject は、RangeObject および color プロパティで構成されています。 state 値が範囲内にある場合、その表示色は color プロパティで指定された色になります。

複数の重複する範囲を定義した場合、該当する最初の範囲に定義されている色が選択されます。

次の JSON サンプルでは、state 値が 50 から 60 の場合、両方の範囲が true になります。 ただし、使用される色は #343deb です。これは、一覧の中で該当する最初の範囲だからです。


    {
        "rules":[
            {
                "range": {
                "minimum": 50,
                "exclusiveMaximum": 70
                },
                "color": "#343deb"
            },
            {
                "range": {
                "minimum": 50,
                "maximum": 60
                },
                "color": "#eba834"
            }
        ]
    }
]
プロパティ タイプ 内容 必須
range RangeObject RangeObject には、一連の論理的な範囲条件を定義します。これにより、true の場合、state の表示色が color プロパティで指定された色に変更されます。 range が指定されていない場合、color プロパティで定義された色が常に使用されます。 いいえ
color string state 値が範囲内にあるときに使用する色。 color プロパティは、次のいずれかの形式の JSON 文字列です。
  • HTML スタイルの 16 進値
  • RGB ("#ff0", "#ffff00", "rgb(255, 255, 0)")
  • RGBA ("rgba(255, 255, 0, 1)")
  • HSL("hsl(100, 50%, 50%)")
  • HSLA("hsla(100, 50%, 50%, 1)")
  • yellow や blue など、定義済みの HTML の色名。
 はい

RangeObject

RangeObject には、NumberRuleObject の数値範囲値を定義します。 state 値が範囲内に収まるには、定義されているすべての条件が true である必要があります。

プロパティ タイプ 内容 必須
minimum double x ≥ minimum であるすべての数値 x。 いいえ
maximum double x ≤ maximum であるすべての数値 x。 いいえ
exclusiveMinimum double x >exclusiveMinimum であるすべての数値 x。 いいえ
exclusiveMaximum double x <exclusiveMaximum であるすべての数値 x。 いいえ

NumericTypeStyleRule の例

次の JSON は、temperature という名前の NumericTypeStyleRulestate を示しています。 この例で、NumberRuleObject には、2 つの定義済みの温度範囲とそれらに関連付けられた色のスタイルが含まれています。 気温の範囲が 50 から 69 の場合、ディスプレイには色 #343deb が使用されます。 気温の範囲が 31 から 70 の場合、ディスプレイには色 #eba834 が使用されます。

{
    "keyname": "temperature",
    "type": "number",
    "rules":[
        {
            "range": {
            "minimum": 50,
            "exclusiveMaximum": 70
            },
            "color": "#343deb"
        },
        {
            "range": {
            "maximum": 70,
            "exclusiveMinimum": 30
            },
            "color": "#eba834"
        }
    ]
}

StringTypeStyleRule

StringTypeStyleRule は StyleObject であり、次のプロパティで構成されています:

プロパティ タイプ 内容 必須
keyName string state または動的プロパティ名。 keyName は StyleObject 配列内で一意である必要があります。 はい
type string 値は string です。 はい
rules StringRuleObject N 個の state 値の配列。 Yes

StringRuleObject

StringRuleObject は、機能のプロパティの文字列の値として使用できる最大 N 個の state 値で構成されます。 機能のプロパティ値が定義されているどの state 値とも一致しない場合、その機能は動的スタイルを持ちません。 state 値が重複している場合は、最初の値が優先されます。

文字列の値の一致では、大文字と小文字が区別されます。

プロパティ タイプ 内容 必須
stateValue1 string 値文字列が stateValue1 の場合の色。 いいえ
stateValue2 string 値文字列が stateValue の場合の色。 いいえ
stateValueN string 値文字列が stateValueN の場合の色。 No

StringTypeStyleRule の例

次の JSON は、特定の会議の種類に関連付けられているスタイルを定義する StringTypeStyleRule を示しています。

    {
      "keyname": "meetingType",
      "type": "string",
      "rules": [
        {
          "private": "#FF0000",
          "confidential": "#FF00AA",
          "allHands": "#00FF00",
          "brownBag": "#964B00"
        }
      ]
    }

BooleanTypeStyleRule

BooleanTypeStyleRule は StyleObject であり、次のプロパティで構成されています:

プロパティ タイプ 内容 必須
keyName string state または動的プロパティ名。 keyName は StyleObject 配列内で一意である必要があります。 はい
type string 値は boolean です。 はい
rules BooleanRuleObject true および falsestate 値の色を持つブール値のペア。 はい

BooleanRuleObject

BooleanRuleObject には、true および false 値の色を定義します。

プロパティ タイプ 内容 必須
true string state 値が true の場合に使用する色。 color プロパティは、次のいずれかの形式の JSON 文字列です。
  • HTML スタイルの 16 進値
  • RGB ("#ff0", "#ffff00", "rgb(255, 255, 0)")
  • RGBA ("rgba(255, 255, 0, 1)")
  • HSL("hsl(100, 50%, 50%)")
  • HSLA("hsla(100, 50%, 50%, 1)")
  • yellow や blue など、定義済みの HTML の色名。
 はい
false string state 値が false の場合に使用する色。 はい

BooleanTypeStyleRule の例

次の JSON は、occupied という名前の BooleanTypeStyleRulestate を示しています。 BooleanRuleObject には、true および false 値の色を定義します。

{
    "keyname": "occupied",
    "type": "boolean",
    "rules": [
    {
        "true": "#FF0000",
        "false": "#00FF00"
    }
    ]
}

次のステップ

屋内マップの Creator の詳細については、以下を参照してください。

Azure Maps Creator とは

屋内マップ用の Creator