Azure Monitor での Prometheus アラート
Azure Monitor の Prometheus 用マネージド サービスの一部として、Prometheus 警告ルールを使用すると、Prometheus クエリ言語 (Prom QL) で記述されたクエリを使用して、アラート条件を定義できます。 ルール クエリは、Azure Monitor ワークスペースに格納されている Prometheus メトリックに適用されます。 アラート クエリで 1 つ以上の時系列が条件を満たすたびに、アラートはこれらのメトリックとラベル セットの保留中としてカウントされます。 保留中のアラートは、ユーザー定義の期間が経過するとアクティブになり、各時系列のすべての連続するクエリ評価がアラート条件を満たします。 アラートがアクティブになると、アラートが発生し、アラート ルールで構成されている Azure アクション グループで定義されているとおりに、選択したアクションまたは通知がトリガーされます。
Prometheus 警告ルールを作成する
Prometheus 警告ルールは、Prometheus 規則グループの一部として構成および管理されます。 詳細については、「Prometheus 規則グループ用の Azure Monitor 管理サービス」を参照してください。
Prometheus アラートを表示する
発生および解決した Prometheus のアラートは、他のアラートの種類と共に Azure portal で確認できます。 Prometheus アラートのみをフィルター処理するには、次の手順のようにします。
- Azure portal の [モニター] メニューから、[アラート] を選択します。
- 監視サービスがフィルター オプションとして表示されない場合は、[フィルターの追加] を選択して追加します。
- フィルター 監視サービス を Prometheus に設定して、Prometheus アラートを表示します。
- アラート名をクリックすると、特定の発生/解決済みアラートの詳細が表示されます。
規則グループが特定のクラスター スコープで構成されている場合は、このクラスターの [アラート] ブレードで、このクラスターに対して発生したアラートを表示することもできます。 Azure portal のクラスター メニューで、[アラート] を選びます。 その後、Prometheus モニター サービスをフィルター処理できます。
Grafana で Prometheus アラートを調べる
- 発生したアラートの詳細ウィンドウで、[Grafana でクエリを表示する] リンクをクリックできます。
- ブラウザー タブが開き、Azure Monitor ワークスペースに接続された Azure Managed Grafana インスタンスに移動します。
- Grafana が探索モードで開かれ、警告ルール式クエリのグラフが、アラート発生時間付近に表示されます。 さらに、Grafana のクエリを調べて、アラートが発生する原因を特定できます。
Note
- Azure Monitor ワークスペースに接続されている Azure Managed Grafana がない場合、Grafana へのリンクは使用できません。
- 探索モードでアラート クエリを表示するには、Grafana 管理または Grafana Editor ロールのアクセス許可が必要です。 必要なアクセス許可がない場合は、それぞれの Grafana エラーが発生します。