Azure Cloud Services に対して .NET Profiler を有効にする
Application Insights Profiler for .NET を有効にして、Azure Cloud Services のインスタンスのパフォーマンス トレースを受信することができます。 Profiler は、Azure Diagnostics 拡張機能を介して Azure Cloud Services のインスタンスにインストールされます。
このガイドでは、以下の方法について説明します。
- Azure Cloud Services のインスタンスで診断データを Application Insights に送信できるようにします。
- .NET Profiler をインストールするように、ソリューション内で Azure Diagnostics 拡張機能を構成します。
- サービスをデプロイし、Profiler トレースを表示するためにトラフィックを生成します。
必須コンポーネント
- Azure Cloud Services のインスタンスの診断が設定されていることを確認します。
- .NET Framework 4.6.1 以降を使用します。
- OS ファミリ 4 を使用している場合は、スタートアップ タスクを使用して、.NET Framework 4.6.1 以降をインストールします。
- OS ファミリ 5 には、互換性のあるバージョンの .NET Framework が既定で含まれています。
Application Insights を使用して要求を追跡する
Azure Cloud Services のインスタンスを Azure portal に発行するときに、Azure Cloud Services に Application Insights SDK を追加します。
SDK を追加し、Azure portal に Azure Cloud Services のインスタンスを発行したら、Application Insights を使用して要求を追跡します。
- ASP.NET Web ロールの場合: Application Insights で要求は自動的に追跡されます。
- worker ロールの場合: 要求を追跡するために手動でコードをアプリケーションに追加する必要があります。
Azure Diagnostics 拡張機能の構成
アプリケーション ロールで、Azure Diagnostics の diagnostics.wadcfgx ファイルを見つけます。
WadCfg
の子要素として次の SinksConfig
セクションを追加します。
<WadCfg>
<DiagnosticMonitorConfiguration>...</DiagnosticMonitorConfiguration>
<SinksConfig>
<Sink name="MyApplicationInsightsProfiler">
<!-- Replace with your own Application Insights instrumentation key. -->
<ApplicationInsightsProfiler>00000000-0000-0000-0000-000000000000</ApplicationInsightsProfiler>
</Sink>
</SinksConfig>
</WadCfg>
Note
アプリケーションと ApplicationInsightsProfiler
シンクで使用されるインストルメンテーション キーが一致する必要があります。
新しい診断構成を使用してサービスをデプロイします。 これで、Application Insights Profiler for .NET は Azure Cloud Services のインスタンスで実行されるように構成されました。