Direct Line の概要
適用対象: SDK v4
Bot Framework では、Direct Lineブランド化された複数のチャネルが提供されます。 設計する会話型 AI エクスペリエンスに最適なバージョンを選択することが重要です。
- Direct Line。 これは、Direct Lineの標準チャネル オファリングです。 既定では、Azure portal経由のボット テンプレート、Bot Builder サンプルのボット、Azure CLI で作成されたボットで動作します。 これは、ほとんどの場合に最適なDirect Lineです。 「ボットをDirect Lineに接続する」を参照してください。
- speech をDirect Lineします。 チャネル内でテキスト読み上げサービスと音声テキスト変換サービスを提供します。 これにより、クライアントはオーディオをチャネルに直接ストリーミングし、テキストに変換され、ボットに送信されます。 Direct Line音声では、ボットからのテキスト メッセージを、AI を利用した音声で読み上げられるオーディオ メッセージに変換することもできます。 これを組み合わせることで、Direct Line Speech でクライアントとの音声のみの会話を行えるようになります。 「ボットを Direct Line Speech に接続する」を参照してください。
- Direct Line App Service拡張機能。 これは、ボットと同じサブスクリプション、App Service、Azure ネットワーク内で実行されます。 ネットワーク分離の要件がある場合は、このバージョンのDirect Lineが理想的な場合があります。 ボットとクライアントでは、トラフィックが分離されたネットワークから離れることがないように、Direct Line App Service拡張機能と連携するために特別な変更が必要です。 「Direct Line App Service拡張機能」を参照してください。
最適な Direct Line サービスを選択するには、それぞれの機能とご自身のソリューションのニーズを評価してください。 これらのサービスは今後シンプルになっていく予定です。
機能 | Direct Line | Direct Line App Service 拡張機能 | Direct Line Speech |
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可用性とライセンス | GA | GA | GA |
音声認識およびテキスト読み上げのパフォーマンス | Standard | Standard | 高パフォーマンス |
従来の Web ブラウザーのサポート | はい | はい | はい |
Bot Framework SDK のサポート | すべての v3、v4 | v4.63 以降必須 | v4.63 以降必須 |
クライアント SDK のサポート | JS、C# | JS、C# | C++、C#、Unity、JS |
Web チャットとの連携 | はい | はい | はい |
VNet | いいえ | はい | いいえ |