クイック スタート: Azure Chaos Studio を使用してカオス実験を作成して実行する

はじめに、Chaos Studio で VM シャットダウンのサービス直接実験を使用して、実際の同様の障害に対するサービスの回復力を高めます。

前提条件

Chaos Studio リソース プロバイダーを登録する

Chaos Studio を初めて使用する場合は、まず、リソースをオンボードして実験を作成する前に、Chaos Studio リソース プロバイダーを登録する必要があります。 これは、Chaos Studio を使用するサブスクリプションごとに行う必要があります。

  1. Azure Portalを開きます。
  2. サブスクリプションを検索し、サブスクリプション管理ページを開きます。
  3. Chaos Studio を使用するサブスクリプションをクリックします。
  4. 左側のナビゲーションで、 [リソース プロバイダー] をクリックします。
  5. 表示されるリソース プロバイダーの一覧で、Microsoft.Chaos を検索します。
  6. Microsoft.Chaos プロバイダーをクリックし、 [登録] ボタンをクリックします。

Chaos Studio でサポートされている Azure リソースを作成する

Azure リソースを作成し、このリソースが、サポートされている障害プロバイダーの 1 つであることを確認します。 また、このリソースが、Chaos Studio を使用できるリージョンで作成されているかどうかを確認します。 この実験では、Chaos Studio でサポートされている障害プロバイダーの 1 つである Azure 仮想マシンを選択します。

作成した仮想マシンで Chaos Studio を有効にする

  1. Azure Portalを開きます。

  2. 検索バーで Chaos Studio (プレビュー) を検索します。

  3. [ターゲット] をクリックし、作成した VM に移動します。

  4. 作成した VM の横にあるチェックボックスをオンにし、 [Enable targets](ターゲットを有効にする) をクリックし、ドロップダウン メニューから [Enable service-direct targets](サービス直接ターゲットを有効にする) をクリックします。

    Azure portal での [ターゲット] ビュー

  5. 選択したリソースが正常に有効化されたことを示す通知が表示されます。

    ターゲットが正常に有効化されたことを示す通知

実験の作成

  1. [実験] をクリックします。
    実験に進む

  2. [Add an experiment](実験を追加する) をクリックします。

    Azure portal で実験を追加する

  3. [サブスクリプション][リソース グループ] 、カオス実験をデプロイする [場所] の情報を入力します。 実験に名前を付けます。 [次へ: 実験デザイナー >] をクリックします

    実験の基本を追加する

  4. これで、Chaos Studio 実験デザイナーが表示されます。 ステップ分岐にフレンドリ名を付け、 [障害の追加] をクリックします。

    実験デザイナー

  5. ドロップダウンから [VM Shutdown](VM シャットダウン) を選択し、 [期間] に、障害が継続する時間を分単位で入力します。

    障害のプロパティ

  6. [Next: Target resources >](次へ: ターゲット リソース >)> をクリックします。 ターゲットの追加

  7. [追加] をクリックします。

    Addt

  8. 実験に問題がないことを確認し、 [確認と作成][作成] の順にクリックします。

    実験を作成する

仮想マシンに実験アクセス許可を付与する

  1. 仮想マシンに移動し、[アクセス制御 (IAM)] をクリックします。ロール割り当ての追加

  2. [追加] をクリックします。

    [追加] ボタン

  3. [ロールの割り当ての追加] をクリックします

    [ロール割り当ての追加] ボタン

  4. 仮想マシン共同作成者を検索して、ロールを選択します。 [次へ] をクリックします。

    VM のロールを選択する

  5. [メンバーを選択する] をクリックし、実験名を検索します。 実験を選択し、 [選択] をクリックします。 実験を選択する

  6. [レビューと割り当て] をクリックし、もう一度 [レビューと割り当て] をクリックします。

カオス実験を実行する

  1. Azure portal を開きます。

  2. 実験名の横にあるチェックボックスをオンにし、 [Start Experiment](実験の開始) をクリックします。 実験を開始する

  3. [はい] をクリックして、カオス実験を開始することを確認します。

    実験を開始することを確認する

  4. (省略可能) 実験名をクリックすると、実験の実行状態の詳細ビューが表示されます。

リソースをクリーンアップする

  1. 実験名の横にあるチェックボックスをオンにし、 [削除] をクリックします。

    削除する実験を選択する

  2. [はい] をクリックして実験の削除を確認します。

  3. Azure portal の検索バーで、作成した VM を検索します。

    VM の選択

  4. リソースに対して課金されないようにするには、 [削除] をクリックします。

    VM を削除する

次のステップ

これで、VM シャットダウンのサービスダイレクト実験を実施したので、次のことを行う準備ができました。