Web 通話サンプルの概要

Web 通話サンプルは、Communication Services Web Calling SDK が提供するさまざまな機能の詳細なチュートリアルとして機能する Web アプリケーションです。

このサンプルは開発者向けに構築されたもので、これにより Communication Services を簡単に使い始めることができます。 そのユーザー インターフェイスは複数のセクションに分かれており、それぞれに [Show code](コードの表示) ボタンが用意されています。これを使用すると、ブラウザーから自分の Communication Services アプリケーションに直接コードをコピーすることができます。

Web 通話サンプルの概要

/Project/readme.md に従ってプロジェクトを設定し、お使いのマシンでローカルに実行します。 Web 通話サンプルをマシンで実行すると、次のランディング ページが表示されます。

Web calling tutorial 1

Web calling tutorial 2

ユーザーのプロビジョニングと SDK の初期化

[Provisioning user and initialize SDK](ユーザーのプロビジョニングと SDK の初期化) をクリックすると、バックエンドのトークン プロビジョニング サービスによってプロビジョニングされたトークンを使用して SDK が初期化されます。 このバックエンド サービスは /project/webpack.config.js にあります。

[Show code](コードの表示) ボタンをクリックすると、独自のソリューションで使用できるサンプル コードが表示されます。

SDK が初期化されると、次のように表示されます。

User provisioning

これで、Communication Services リソースを使用して電話をかける準備ができました。

通話の発信と受信

Communication Services の Web Calling SDK により、1 対 11 対 N、およびグループ通話が可能になります。

1 対 1 または 1 対 N の発信通話では、コンマ区切り値を使用して、通話先となる Communication Services のユーザー ID を複数指定できます。 また、コンマ区切り値を使用して、通話先となる従来の (PSTN) 電話番号を指定することもできます。

PSTN 電話番号に電話をかける際は、代替の発信者番号を指定してください。 発信通話を行うには、[Place call](通話) ボタンをクリックします。

Place a call

グループ通話に参加するには、その通話を識別する GUID を入力し、[Join group](グループへの参加) ボタンをクリックします。

Join a group call

[Show code](コードの表示) ボタンをクリックすると、通話の発信、通話の受信、およびグループ通話への参加のためのサンプル コードが表示されます。

実際の通話は次のようになります。

Group call

このサンプルには、次の機能のためのコード スニペットも用意されています。

  • ビデオ アイコンをクリックして、ビデオ カメラのオンとオフを切り替える
  • マイク アイコンをクリックして、マイクのオンとオフを切り替える
  • 再生アイコンをクリックして、通話を保留または保留解除する
  • 画面アイコンをクリックして、画面の共有を開始または停止する
  • 人アイコンをクリックして、通話に参加者を追加する
  • 参加者名簿の [Remove participant](参加者を削除) をクリックして、通話から特定の参加者を削除する

次の手順

詳細については、次の記事を参照してください。

その他の情報

  • サンプル - その他のサンプルと例については、「サンプルの概要」ページを参照してください。
  • Redux - クライアント側の状態管理
  • FluentUI - Microsoft が提供する UI ライブラリ
  • React - ユーザー インターフェイスを構築するためのライブラリ
  • ASP.NET Core - Web アプリケーションを構築するためのフレームワーク