Azure Container Apps のカスタム環境 DNS サフィックス

既定では、Azure Container Apps 環境では、<UNIQUE_IDENTIFIER>.<REGION_NAME>.azurecontainerapps.io 形式の DNS サフィックスが提供されます。 環境内の各コンテナー アプリでは、この DNS サフィックスに基づいてドメイン名が生成されます。 自分の環境用にカスタム DNS サフィックスを構成できます。

Note

個々のコンテナー アプリ用にカスタム ドメインを構成するには、「Azure Container Apps のカスタム ドメイン名と証明書」を参照してください。

環境にカスタムDNSサフィックスを設定した場合、このサフィックスを使ったFQDNへのトラフィックは環境に解決されます。 環境外でこのサフィックスを使ったFQDNは、環境から到達できなくなります。

カスタム DNS サフィックスと証明書を追加する

  1. Azure portal で Container Apps 環境に移動します

  2. [設定] セクションで、[カスタム DNS サフィックス] を選択します。

  3. [DNS サフィックス]に、環境のカスタム DNS サフィックスを入力します。

    たとえば、「example.com」と入力すると、コンテナー アプリのドメイン名は <APP_NAME>.example.com の形式になります。

  4. 新しいブラウザー ウィンドウで、ドメイン プロバイダーの Web サイトに移動し、[ドメインの検証] セクションに示されている DNS レコードをドメインに追加します。

    レコード タイプ Host 説明
    A *.<DNS_SUFFIX> 環境の受信 IP アドレス 環境の IP アドレスに構成されたワイルドカード レコード。
    TXT asuid.<DNS_SUFFIX> 検証トークン 検証トークンの値を持つ TXT レコード (内部ロード バランサーを備えた Container Apps 環境には不要)。
  5. [カスタム DNS サフィックス] ウィンドウに戻り、[証明書ファイル] で、TLS バインドの証明書を参照して選択します。

    重要

    指定したカスタム DNS サフィックスに対して有効な既存のワイルドカード証明書を使用する必要があります。

  6. [証明書のパスワード] に、証明書のパスワードを入力します。

  7. [保存] を選択します。

保存操作が完了すると、カスタム DNS サフィックスと TLS 証明書で環境が更新されます。

次のステップ