Azure Cache for Redis の予約容量を購入すると、予約の属性と数量に一致するキャッシュ インスタンスに予約割引が自動的に適用されます。 予約には、Azure Cache for Redis のコンピューティング コストのみが含まれます。 通常の料金でストレージとネットワークに対して課金されます。 予約容量は、 Premium レベル のキャッシュでのみ使用できます。
予約割引の適用方法
予約割引は使用しないと失われます。 したがって、ある時間、一致するリソースがない場合は、その時間に対する予約量は失われます。 未使用の予約済み時間を繰り越すことはできません。
リソースをシャットダウンすると、予約割引は、指定されたスコープ内の別の一致するリソースに自動的に適用されます。 指定したスコープ内に一致するリソースが見つからない場合、予約済み時間は失われます。
停止したリソースは課金され、引き続き予約時間を使います。 使用できる予約時間を他のワークロードで使用するには、リソースを割り当て解除または削除するか、他のリソースをスケールインします。
Azure Cache for Redis に適用される割引
Azure Cache for Redis の予約容量割引は、1 時間ごとにキャッシュに適用されます。 購入した予約は、実行中のキャッシュによって生成されたコンピューティング使用量と一致します。 これらのキャッシュが 1 時間も実行されない場合、予約は予約属性に一致する他のキャッシュに自動的に適用されます。 割引は、同時に実行されているキャッシュに適用できます。 予約属性に一致する 1 時間を通して実行されるキャッシュがない場合、その時間の予約割引の完全な特典は得られません。
次の例は、購入したキャッシュの数と実行時間に応じて、Azure Cache for Redis の予約容量割引がどのように適用されるかを示しています。
- 例 1: 6 GB キャッシュの Azure Cache for Redis 予約容量を購入します。 予約の他の属性と一致する 13 GB のキャッシュを操作しているとします。 この場合、Azure Cache for Redis コンピューティング使用量の 7 GB に対する従量課金制料金が課金されます。 一方、6 GB のキャッシュ コンピューティング使用量の 1 時間分の予約割引が適用されます。
次の例では、26 GB の Azure Cache for Redis の予約容量を購入したとします。 さらに、予約の他の属性は、実行中のキャッシュと一致します。
例 2: 1 時間に 2 つの 13 GB キャッシュを実行します。 26 GB の予約割引は、両方のキャッシュのコンピューティング使用量に適用されます。
例 3: 午後 1 時から午後 1 時 30 分まで 1 つの 26 GB を実行します。 午後 1 時 30 分から午後 2 時まで、別の 26 GB キャッシュを実行します。 いずれも予約割引が適用されます。
例 4: 午後 1 時から午後 1 時 45 分まで 1 つの 26 GB を実行します。 午後 1 時 30 分から午後 2 時まで、別の 26 GB キャッシュを実行します。 15 分間の重複分には、従量課金制の料金が適用されます。 残りの時間の計算使用量には、予約割引が適用されます。
Azure の予約の適用状況を把握し、課金の使用状況レポートで確認する方法については、Azure の予約の使用状況に関するページを参照してください。
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