Azure でデプロイされた SSIS パッケージを使用して、オンプレミスおよび Azure のファイルを開いて保存する

適用対象: Azure Data Factory Azure Synapse Analytics

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この記事では、ローカル ファイル システムを使う SSIS パッケージを Azure の SSIS にリフト アンド シフトするときに、オンプレミスおよび Azure のファイルを開いて保存する方法について説明します。

一時ファイルを保存する

単一のパッケージ実行の間に一時ファイルを格納して処理する必要がある場合、パッケージは Azure-SSIS Integration Runtime ノードの現在の作業ディレクトリ (.) または一時フォルダー (%TEMP%) を使うことができます。

オンプレミスのファイル共有を使う

ローカル ファイル システムを使うパッケージを Azure の SSIS にリフト アンド シフトするときに、引き続きオンプレミスのファイル共有を使うには、次のようにします。

  1. ローカル ファイル システムからオンプレミスのファイル共有にファイルを転送します。

  2. オンプレミスのファイル共有を Azure Virtual Network に参加させます。

  3. Azure-SSIS IR を同じ仮想ネットワークに参加させます。 詳細情報については、「Azure-SSIS 統合ランタイムを仮想ネットワークに参加させる」を参照してください。

  4. Windows 認証を使うアクセス資格情報を設定することにより、同じ仮想ネットワーク内のオンプレミスのファイル共有に Azure SSIS IR を接続します。 詳細については、「Windows 認証でデータとファイル共有に接続する」を参照してください。

  5. パッケージ内のローカル ファイル パスを、オンプレミスのファイル共有を指す UNC パスに更新します。 たとえば、C:\abc.txt\\<on-prem-server-name>\<share-name>\abc.txt に更新します。

Azure Files 共有を使用する

ローカル ファイル システムを使うパッケージを Azure の SSIS にリフト アンド シフトするときに、Azure Files を使うには、次のようにします。

  1. ローカル ファイル システムから Azure Files にファイルを転送します。 詳しくは、「Azure Files」をご覧ください。

  2. Windows 認証を使うアクセス資格情報を設定することにより、Azure Files に Azure SSIS IR を接続します。 詳細については、「Windows 認証でデータとファイル共有に接続する」を参照してください。

  3. パッケージ内のローカル ファイル パスを、Azure Files を指す UNC パスに更新します。 たとえば、C:\abc.txt\\<storage-account-name>.file.core.windows.net\<share-name>\abc.txt に更新します。