Defender for Cloud と ServiceNow の統合

ServiceNow は、ワークフローの自動化を行う、クラウドベースのエンタープライズ向けソリューションであり、組織は統合された堅牢なプラットフォーム内でデジタル ワークフローを管理および追跡できます。 ServiceNow は、日常的な作業タスクを合理化および自動化することで運用効率を改善し、生産性を向上させる回復力のあるサービスを提供します。

ServiceNow を Microsoft Defender for Cloud に統合することができます。これにより、お客様は、ビジネスに影響を与える推奨事項の修復を優先させることができます。 Microsoft Defender for Cloud は、IT サービス マネジメント (ITSM) モジュール (インシデント管理) と統合されます。 この接続の一環として、お客様は Defender for Cloud から (推奨事項にリンクされた) ServiceNow チケットを作成および表示できます。

この統合の一環として、Defender for Cloud から直接、ServiceNow のチケットを作成および監視できます。

  • インシデント: インシデントは、ユーザーまたは監視システムによって報告される、IT サービスの品質を低下させる予期しない中断のことです。 ServiceNow のインシデント管理モジュールは、IT チームが最初のレポートから解決まで、インシデントを追跡および管理するのに役立ちます。
  • 問題: 問題とは、1 つ以上のインシデントの根本的な原因です。 これらの多くは繰り返し発生する問題となったり、持続的な問題となったりすることがあり、将来のインシデントを防ぐために対処する必要があります。
  • 変更: 変更とは、IT サービスやそのサポート インフラストラクチャを計画的に交換したり、それらに追加したりすることです。 変更管理モジュールは、IT チームが管理された体系的な方法で変更を計画、承認、実行するのに役立ちます。 サービスの中断のリスクを最小限に抑え、サービス品質を維持します。

双方向同期

ServiceNow と Defender for Cloud は、プラットフォーム間でチケットの状態を自動的に同期します。これには次のことが含まれます。

  • チケットの状態が引き続き [進行中] であることの確認。 ServiceNow でチケットの状態が "解決済み""キャンセル済み"、または "クローズ済み" に変更された場合、その変更は Defender for Cloud に同期され、割り当てが削除されます。

  • ServiceNow でチケット所有者が変更されると、割り当て所有者は Defender for Cloud で更新されます。

Note

同期は 24 時間ごとに行われます。