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Azure デプロイ環境カタログのベスト プラクティス

この記事では、Azure デプロイ環境カタログを構築するためのベスト プラクティスについて説明します。

効率的なキャッシュのためにカタログを構成する

プラットフォーム エンジニアは、Azure Deployment Environment が環境定義を検索してキャッシュする際に、より簡単かつ迅速にカタログを構築する必要があります。 リポジトリを特定の構造に整理することで、キャッシュの対象ファイルを改善し、デプロイ プロセスの全体的なパフォーマンスを向上させることができます。 最適な結果を得るには、プラットフォーム エンジニアはこれらのガイドラインを理解し、それに応じてリポジトリを構築する必要があります。

カタログをデベロッパー センターにアタッチすると、Deployment Environments はカタログで environment.yaml または manifest.yaml ファイルをスキャンします。 ファイルが見つからない場合、Azure デプロイ環境では、そのフォルダーとサブフォルダー内のファイルが環境定義を形成していると見なされます。 Azure デプロイ環境では、リポジトリ全体ではなく、必要なファイルのみがキャッシュされます。

次の図は、リポジトリに推奨される構造を示しています。 各テンプレートは、1 つのフォルダー内に存在します。

Azure Deployment Environment カタログに推奨されるフォルダー構造を示す図。

リンクされた環境定義

リンクされた環境定義のシナリオでは、複数の .json ファイルが 1 つのテンプレートを指すことができます。 Azure デプロイ環境では、リンクされた環境定義が順番にチェックされ、リンクされたファイルと環境の定義がリポジトリから取得されます。 パフォーマンスを最大限に高めるには、これらの対話を最小限に抑える必要があります。

環境定義の更新と変更の同期

時間の経過と同時に、環境定義には更新が必要です。 これらの更新は Git リポジトリで行います。 その後、カタログを手動で同期して、変更を Azure デプロイ環境に更新する必要があります。

次の例では、Azuredeploy.json ファイルはフォルダー構造の environment.yaml (または manifest.yaml) ファイルの上にあります。 この構造体は無効です。 環境定義は、カタログ アイテム フォルダーの外部のコンテンツを参照できません。

Azure デプロイ環境カタログでサポートされていない構造を示す図。