Azure Developer CLI (azd
) 作成機能を使用すると、クラウド アプリケーションの構築、デプロイ、管理のプロセスが簡略化されます。 azd compose
を使用すると、プロジェクトのインフラストラクチャとアプリケーション コードを統合された方法で定義および管理できます。 このガイドでは、 azd compose
機能から Bicep コードを生成する方法について説明します。これにより、特定の要件を満たすようにクラウド インフラストラクチャをカスタマイズできます。
注
azd infra synth
機能は現在アルファ状態であり、使用する前に有効にする必要があります。
azd config set alpha.infraSynth on
azd compose
がインフラストラクチャの状態を管理する方法
azd compose
機能は、コンポジション プロセス中にメモリ内のインフラストラクチャの状態を追跡します。 この方法を使用すると、ファイルをすぐに生成したり、プロジェクト ディレクトリを変更したりすることなく、アプリケーションとインフラストラクチャを繰り返し定義および調整できます。
azd infra synth
コマンドを実行すると、メモリ内の状態が infra
フォルダー内の Bicep ファイルに変換されます。 この時点で、インフラストラクチャの状態は、メモリ内で管理されてからコードとして表される状態に移行し、さらにカスタマイズできるようになります。
ヒント
azd compose
を使用してファイル ベースの変更にコミットする前に、azd infra synth
を使用してインフラストラクチャをすばやくプロトタイプ化します。
Bicep コードを生成する
azd
によって作成されたリソースをプロビジョニングするためにazd add
によって内部的に使用される Bicep コードを探索またはカスタマイズするには、次のコマンドを実行します。
azd infra synth
このコマンドは、アプリの infra
フォルダーに対応する Bicep ファイルを生成します。
注
azd infra synth
コマンドを実行すると、azd compose
機能と簡略化された初期化プロセスが終了します。 生成された Bicep ファイルに加えた変更は、 azd compose
によって追跡されません。 たとえば、Bicep コードを編集し、azd infra synth
をもう一度実行すると、azd
の結果として生成されたコードによってあなたの変更が上書きされます。