IIS 基本認証によって個人用アクセス トークンが無効になります

Azure DevOps Services

注意事項

IIS 基本認証は常にオフしておくことをお勧めします。 必要な場合にのみ、IIS 基本認証を有効にする必要があります。 Windows マシンで IIS 基本認証が有効になっている場合、認証メカニズムとして個人用アクセス トークン (PAT) を使用できなくなります。

たとえば、PAT を使用してサード パーティ製アプリがバグ情報を取得し、その情報を含む電子メールをバグ担当者に送信する場合 (IIS 基本認証が有効になっている場合)、アプリは認証に失敗します。 アプリはバグ情報を取得できません。

IIS 基本認証が有効になっている Git

警告

IIS 基本認証で Git を使用すると、ユーザー認証に PAT が必要になるため、Git は中断されます。 IIS 基本認証を使用することはお勧めしませんが、Git 要求に追加のヘッダーを追加することで、IIS 基本認証で Git を使用できます。

Windows 認証では PAT の使用も禁止されるため、すべてのAzure DevOps Serverインストールで余分なヘッダーを使用する必要があります。

追加ヘッダーには、base 64 エンコードの "user:PAT" を含める必要があります。次の形式と例を参照してください。

Format

git -c http.extraheader='Authorization: Basic [base 64 encoding of "user:password"]' ls-remote http://tfsserver:8080/tfs/DefaultCollection/_git/projectName

git -c http.extraheader='Authorization: Basic a2FzYW50aGE6bzN3cDVndmw2YXRkajJkam83Znd4N2k3NDdhbGxjNXp4bnc3b3o0dGQycmd3d2M1eTdjYQ==' ls-remote http://tfsserver:8080/tfs/DefaultCollection/_git/projectName