ピアリング登録済みプレフィックスの要件
Azure Peering Service のプレフィックスをアクティブにする前に、このドキュメントに記載されている前提条件を満たしていることをご確認ください。
技術的な要件
登録されたプレフィックスを作成後に検証するには、次のチェックに合格する必要があります。
- プレフィックスはプライベート範囲内に構成できません
- 配信元の AS 番号を、主要なルーティング レジストリに登録する必要があります
- プレフィックスは、すべてのピアリング セッションからアナウンスする必要があります
- ルートは、Peering Service コミュニティ文字列 8075:8007 を使用してアドバタイズする必要があります
- ルート内の AS パスは、パスの長さが 3 を超えることはできません。また、プライベート AS 番号や AS プリペンドを含めることはできません
トラブルシューティング
ピアリング登録済みプレフィックスの検証状態は、Azure portal で確認できます。
プレフィックスは、すべての検証手順に合格した場合にのみ登録できます。 考えられる検証エラーと、それらを解決するためのトラブルシューティング手順をこのドキュメントに記載しました。
プレフィックスが IP から受信されない
登録中にプレフィックスを検証するには、プレフィックスの親ピアリングに属するすべてのセッションでプレフィックスをアドバタイズする必要があります。 このメッセージは、Microsoft が 1 つ以上のセッションからプレフィックスのアドバタイズメントを受信していないことを示しています。 このメッセージに記載されているすべての IP にはアドバタイズメントがありません。 ネットワーク チームに問い合わせて、プレフィックスがすべてのセッションでアドバタイズされていることをご確認ください。
すべてのセッションでプレフィックスのアドバタイズがされているにもかかわらず、まだこの検証失敗メッセージが表示される場合は、Azure サブスクリプションとプレフィックスを明記の上 peeringservice@microsoft.com までお問い合わせいただき、サポートを仰いでください。
アドバタイズメントに MAPS コミュニティがありません
登録されたプレフィックス検証の要件は、プレフィックスが Peering Service コミュニティ文字列 8075:8007 でアドバタイズされることです。 このメッセージは、Microsoft がプレフィックスのアドバタイズメントを受信しているものの、Peering Service コミュニティ文字列がないことを示しています。 Peering Service プレフィックスのルートをアドバタイズする場合は、Peering Service コミュニティ文字列をコミュニティに追加してください。 すると、コミュニティの要件が満たされ、検証が続行されます。
問題や質問がある場合は、Azure サブスクリプションとプレフィックスを明記の上 peeringservice@microsoft.com までお問い合わせいただき、サポートを仰いでください。
AS パスが正しくありません
登録されたプレフィックスの検証では、アドバタイズされたルートの AS パスが技術的な要件を満たす必要があります。 つまり、ルートの AS パスはパスの長さが 3 を超えてはならず、かつ AS パスにプライベート AS 番号を含めることはできません。 このメッセージは、Microsoft がプレフィックスのルートを受信しているものの、AS パスがこれら 2 つの要件のいずれかに違反していることを示しています。 すべてのセッションでプレフィックスのアドバタイズメントを調整して、AS パスの長さが 3 を超えないようにし、パスにプライベート AS 番号がないことをご確認ください。 すると、AS パスの要件が満たされ、検証が続行されます。
内部サーバー エラー
Azure サブスクリプションとプレフィックスを明記の上 peeringservice@microsoft.com までお問い合わせいただき、サポートを仰いでください。