Azure Managed Grafana の制限
Azure Managed Grafana は、ネイティブの Grafana の機能を可能な限り忠実に提供します。 その内容と、Grafana をセルフホスティングすることで得られる内容との間にはいくつかの違いがあります。 一般に、Azure Managed Grafana では、サービスの、そしてそれが管理する個々の Grafana インスタンスのセキュリティや信頼性に影響する可能性のある機能と設定が無効になっています。
現在の制限
マネージド Grafana には、次の既知の制限があります。
すべてのユーザーは、Azure Active Directory にアカウントを持っている必要があります。 Microsoft アカウント (MSA とも呼ばれます) とサードパーティのアカウントはサポートされません。 回避策として、Grafana インスタンスで Azure サブスクリプションの既定のテナントを使用し、他のユーザーをゲストとして追加してください。
Grafana カタログからプラグインをインストール、アンインストール、アップグレードすることはできません。
データ ソース クエリの結果は 80 MB に制限されます。 この制限を軽減するには、たとえば時間を短くすることで、クエリのサイズを小さくします。
Azure Data Explorer のクエリで、実行に長時間かかったり、50 倍のエラーが返されたりする場合があります。 これらの問題を解決するには、時系列の代わりに表形式を使用するか、時間を短縮してください。また、同じデータ クラスターに対してクエリを実行するパネルが多数存在するとスロットリングがトリガーされる原因となります。そのようなパネルの数が多くなりすぎないようにしてください。
ユーザーには、Grafana 組織レベルのロール (管理、エディター、またはビューアー) を割り当てることができます。 顧客は Grafana Server 管理ロールを利用できません。
一部のデータ プレーン API には Grafana Server の管理者権限が必要であり、ユーザーが呼び出すことはできません。 これには、管理 API、User API、管理 Organizations API が含まれます。
現在、Azure Managed Grafana は Grafana ロール ベースの Access Control (RBAC) 機能をサポートしていないため、RBAC API は無効になっています。
プライベート エンドポイントは現在、Grafana では使用できません。
メール通知は現在サポートされていません。
レポートは現在サポートされていません。