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サービス プリンシパルを作成および使用して Azure Red Hat OpenShift クラスターをデプロイする

Azure API で操作するために、Azure Red Hat OpenShift クラスターには Microsoft Entra サービス プリンシパルが必要です。 このサービス プリンシパルは、Azure のロード バランサーや Azure Container Registry (ACR) などの Azure リソースを動的に作成、管理、アクセスするために必要です。 詳細については、Microsoft Entra ID プラットフォームのアプリケーションとサービス プリンシパルのオブジェクトに関するページを参照してください。

この記事では、Azure コマンド ライン インターフェイス (Azure CLI) または Azure portal を使用し、サービス プリンシパルを作成および使用して Azure Red Hat OpenShift クラスターをデプロイする方法について説明します。

Note

サービス プリンシパルは、長期間向けに構成されていない限り、1 年間で期限切れになります。 サービス プリンシパルの有効期限の延長については、「Azure Red Hat OpenShift (ARO) クラスターのサービス プリンシパル資格情報のローテーション」を参照してください。

サービス プリンシパルを作成して使用する

以降のセクションでは、サービス プリンシパルを作成および使用して Azure Red Hat OpenShift クラスターをデプロイする方法について説明します。

前提条件 - Azure CLI

Azure CLI を使用している場合は、Azure CLI バージョン 2.30.0 以降をインストールして構成する必要があります。 バージョンを確認するには、az --version を実行します。 インストールまたはアップグレードする必要がある場合は、Azure CLI のインストールに関するページを参照してください。

リソース グループを作成する - Azure CLI

次の Azure CLI コマンドを実行して、Azure Red Hat OpenShift クラスターの配置先となるリソース グループを作成します。

AZ_RG=$(az group create -n test-aro-rg -l eastus2 --query name -o tsv)

サービス プリンシパルを作成し、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を割り当てる - Azure CLI

共同作成者ロールを割り当て、サービス プリンシパルのスコープを Azure Red Hat OpenShift リソース グループに設定するには、次のコマンドを実行します。

# Get Azure subscription ID
AZ_SUB_ID=$(az account show --query id -o tsv) 
# Create a service principal with contributor role and scoped to the Azure Red Hat OpenShift resource group 
az ad sp create-for-rbac -n "test-aro-SP" --role contributor --scopes "/subscriptions/${AZ_SUB_ID}/resourceGroups/${AZ_RG}"

Note

サービス プリンシパルは、Azure RedHat OpenShift (ARO) クラスターごとに一意である必要があります。

出力は次の例のようになります。

{ 

  "appId": "", 

  "displayName": "myAROClusterServicePrincipal", 

  "name": "http://myAROClusterServicePrincipal", 

  "password": "yourpassword", 

  "tenant": "yourtenantname"

}

重要

このサービス プリンシパルでは、Azure Red Hat OpenShift クラスターが配置されているリソース グループに対する共同作成者のみが許可されます。 VNet が別のリソース グループにある場合は、サービス プリンシパル共同作成者ロールもそのリソース グループに割り当てる必要があります。 また、上記で作成したリソース グループに Azure Red Hat OpenShift クラスターを作成する必要もあります。

Azure portal を使用して既存のサービス プリンシパルにアクセス許可を付与するには、ポータルで Microsoft Entra アプリとサービス プリンシパルを作成するに関するページを参照してください。

Azure portal でサービス プリンシパルを作成する

Azure portal を使用して Azure Red Hat OpenShift クラスターのサービス プリンシパルを作成するには、ポータルを使用してリソースにアクセスできる Microsot Entra アプリケーションとサービス プリンシパルを作成する方法に関するページを参照してください。 アプリケーション (クライアント) ID とシークレットを保存してください。