新しい Azure File Sync エージェント インストールのサイレント インストールを実行する方法
この記事では、既定またはカスタム設定を使用して Azure File Sync エージェントをサイレント インストールする方法について説明します。
既定の設定を使用するサイレント インストール
既定の設定を使用する新しいエージェント インストールのサイレント インストールを実行するには、管理者特権のコマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
msiexec /i packagename.msi /qb /l*v AFSInstaller.log
たとえば、Windows Server 2016 用の Azure File Sync エージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します。
msiexec /i StorageSyncAgent_WS2016.msi /qb /l*v AFSInstaller.log
Note
/qb スイッチを使用して、再起動プロンプト (必要な場合)、エージェントの更新、サーバー登録画面の表示を行えます。 画面を非表示にし、必要に応じてサーバーを自動的に再起動するには、/qn スイッチを使用します。
カスタム設定を使用するサイレント インストール
カスタム設定を使用する新しいエージェント インストールのサイレント インストールを実行するには、次の表に記載されているパラメーターを使用します。
たとえば、カスタム プロキシ設定を使用してサイレント インストールを実行するには、次のコマンドを実行します。
msiexec /i StorageSyncAgent_WS2016.msi USE_CUSTOM_PROXY_SETTINGS=1 PROXY_ADDRESS=10.0.0.1 PROXY_PORT=80 PROXY_AUTHREQUIRED_FLAG=1 PROXY_USERNAME=username PROXY_PASSWORD=password /qb /l*v AFSInstaller.log
たとえば、無人応答ファイルを使用してサイレント インストールを実行するには、次のコマンドを実行します。
msiexec /i StorageSyncAgent_WS2016.msi UNATTEND_ANSWER_FILE=c:\agent\unattend.ini /qb /l*v AFSInstaller.log
無人応答ファイルの形式は次のとおりです。
ACCEPTEULA=1
ENABLE_AZUREFILESYNC_FEATURE=1
AGENTINSTALLDIR=%SYSTEMDRIVE%\Program Files\Azure\StorageSyncAgent
ENABLE_MU_ENROLL=1
ENABLE_DATA_COLLECTION=1
ENABLE_AGENT_UPDATE_POSTINSTALL=1
USE_CUSTOM_PROXY_SETTINGS=1
PROXY_ADDRESS=10.0.0.1
PROXY_PORT=80
PROXY_AUTHREQUIRED_FLAG=1
PROXY_USERNAME=username
PROXY_PASSWORD=password
Azure File Sync エージェントのインストール パラメーター
パラメーター | 目的 | 値 | Default Value |
---|---|---|---|
ACCEPTEULA | Azure File Sync の使用許諾契約書 | 0 (同意なし) または 1 (同意) | 1 |
ENABLE_AZUREFILESYNC_FEATURE | Azure File Sync 機能のインストール オプション | 0 (インストールしない) または 1 (インストール) | 1 |
AGENTINSTALLDIR | エージェント インストール ディレクトリ | ローカル パス | %SYSTEMDRIVE%\Program Files\Azure\StorageSyncAgent |
ENABLE_MU_ENROLL | Microsoft Update に登録する | 0 (登録しない) または 1 (登録) | 1 |
ENABLE_DATA_COLLECTION | 問題を特定して修正するために必要なデータを収集する | 0 (いいえ) または 1 (はい) | 1 |
ENABLE_AGENT_UPDATE_POSTINSTALL | エージェントのインストールが完了した後に更新プログラムを確認する | 0 (いいえ) または 1 (はい) | 1 |
USE_CUSTOM_PROXY_SETTINGS | 既定のプロキシ設定 (構成されている場合) またはカスタム プロキシ設定を使用する | 0 (既定のプロキシ) または 1 (カスタム プロキシ) | 0 |
PROXY_ADDRESS | プロキシ サーバーの IP アドレス | IP アドレス | |
PROXY_PORT | プロキシ サーバーのポート番号 | [ポート番号] | |
PROXY_AUTHREQUIRED_FLAG | プロキシ サーバーは資格情報を必要とする | 0 (いいえ) または 1 (はい) | |
PROXY_USERNAME | 認証に使用されるユーザー名 | ユーザー名 | |
PROXY_PASSWORD | 認証に使用されるパスワード | Password | |
UNATTEND_ANSWER_FILE | 無人応答ファイルを使用する | Path |