Azure File Sync サーバーを置き換える
この記事では、ハードウェアの使用停止やサポート終了 (Windows Server 2012 R2 など) に対応して Azure File Sync サーバーを置き換える方法についてのガイダンスを提供します。
新しい Azure File Sync サーバー
サポートされている Windows Server オペレーティング システムのバージョンを実行する新しいオンプレミス サーバーまたは Azure 仮想マシンをデプロイします。
新しいサーバーに最新の Azure File Sync エージェントをインストールした後、置き換え対象サーバー (このガイドでは "古いサーバー" と呼びます) と同じストレージ同期サービスにそのサーバーを登録します。
新しいサーバー上にファイル共有を作成し、共有レベルのアクセス許可が古いサーバーで構成されているアクセス許可と一致することを確認します。
省略可能: Azure ファイル共有から新しいサーバーにダウンロードする必要があるデータの量を減らすには、Robocopy を使ってキャッシュ内のファイルを古いサーバーから新しいサーバーにコピーします。
Robocopy <source> <destination> /MT:16 /R:2 /W:1 /COPYALL /MIR /DCOPY:DAT /XA:O /B /IT /UNILOG:RobocopyLog.txt
最初のコピーが完了したら、Robocopy コマンドをもう一度実行して、残りの変更をコピーします。
Azure portal で、[ストレージ同期サービス] に移動します。 古いサーバーのサーバー エンドポイントがある同期グループに移動し、新しいサーバーにサーバー エンドポイントを作成します。 古いサーバーのサーバー エンドポイントがあるすべての同期グループに対して、この手順を繰り返します。
たとえば、古いサーバーに 4 つのサーバー エンドポイント (4 つの同期グループ) がある場合は、新しいサーバーに 4 つのサーバー エンドポイントを作成する必要があります。
新しいサーバーへの名前空間のダウンロードが完了するまで待ちます。 進行状況を監視するには、「現在の同期セッションの進行状況を監視するにはどうすればよいですか」を参照してください。
ユーザーのカットオーバー
ユーザーのアクセスを新しい Azure File Sync サーバーにリダイレクトするには、次のいずれかのオプションを実行します。
- オプション #1: 古いサーバーの名前を適当な名前に変更してから、新しいサーバーの名前を古いサーバーと同じ名前に変更します。
- オプション #2: 分散ファイル システム名前空間 (DFS-N) を使って、ユーザーを新しいサーバーにリダイレクトします。
古い Azure File Sync サーバー
- Azure File Sync サーバー エンドポイントのプロビジョニング解除または削除に関するドキュメントの手順に従って、古いサーバー上の 1 つ以上のサーバー エンドポイントを削除する前に、すべてのファイルが Azure ファイル共有に同期されていることを確認します。
- 古いサーバー上のすべてのサーバー エンドポイントを削除したら、サーバーの登録を解除できます。