Table Storage のスケーラビリティおよびパフォーマンスのターゲット

この参照では、Azure Storage のスケーラビリティおよびパフォーマンスのターゲットについて説明されています。 ここで示すスケーラビリティおよびパフォーマンスのターゲットは、ハイエンドのターゲットですが、達成可能です。 いかなる場合でも、ストレージ アカウントで達成される要求レートおよび帯域幅は、格納されたオブジェクトのサイズ、使用されているアクセス パターン、およびアプリケーションで実行されているワークロードの種類によって異なります。

必ずサービスをテストして、パフォーマンスがユーザー要件を満たしているかどうかを確認してください。 可能であれば、トラフィック量の急増を回避し、トラフィックがパーティション間でうまく分散されるようにしてください。

ワークロードがアプリケーションのパーティションで処理できる上限に達すると、Azure Storage はエラー コード 503 (サーバーがビジー状態) またはエラー コード 500 (操作タイムアウト) の応答を返し始めます。 503 エラーが発生する場合は、再試行に対してエクスポネンシャル バックオフ ポリシーを使用するようアプリケーションを変更することを検討します。 指数関数的バックオフによって、そのパーティションへの負荷が減少し、そのパーティションへのトラフィック量の増加が緩和されます。

Table Storage のスケール ターゲット

次の表では、Table Storage の容量、スケーラビリティ、パフォーマンスについて説明しています。

リソース 移行先
Azure のストレージ アカウントのテーブルの数 ストレージ アカウントの容量のみによる制限
テーブルのパーティションの数 ストレージ アカウントの容量のみによる制限
パーティション内のエンティティの数 ストレージ アカウントの容量のみによる制限
1 つのテーブルの最大サイズ 500 TiB
単一のエンティティの最大サイズ (すべてのプロパティを含む) 1 MiB
テーブル エンティティの最大プロパティ数 255 (PartitionKeyRowKey、および Timestamp の 3 つのシステム プロパティも含む)
エンティティ内の個々のプロパティの最大合計サイズ プロパティの型によって異なります。 詳細については、「Table サービス データ モデルについて」の「プロパティの型」を参照してください。
PartitionKey のサイズ 最大 1 KiB の文字列
RowKeyのサイズ 最大 1 KiB の文字列
エンティティ グループ トランザクションのサイズ トランザクションには最大で 100 個のエンティティを含めることができ、ペイロードは 4 MiB 未満にする必要があります。 エンティティ グループのトランザクションには、エンティティへの更新を 1 回だけ含めることができます。
テーブルあたりの保存されるアクセス ポリシーの最大数 5
ストレージ アカウントあたりの最大要求レート 毎秒 20,000 トランザクション (エンティティ サイズは 1 KiB を想定)
1 つのテーブル パーティションのターゲット スループット (1 KiB のエンティティ) 毎秒最大 2,000 エンティティ

関連項目