Azure Virtual Machines で Oracle WebLogic Server を実行するためのソリューションとは
適用対象: ✔️ Linux VM
このページでは、Azure Virtual Machines で Oracle WebLogic Server (WLS) を実行するためのソリューションについて説明します。 これらのソリューションは、Oracle と Microsoft が共同で開発およびサポートしています。
Azure Kubernetes Service で WLS を実行することもできます。 これを行うための解決策については、この Microsoft の記事を参照してください。
WLS は、世界中の最もミッション クリティカルなエンタープライズ Java アプリケーションを複数実行している最先端の Java アプリケーション サーバーです。 WLS は、Oracle ソフトウェア スイートのミドルウェア基盤を形成しています。 Oracle と Microsoft は、最先端のクラウド プラットフォームとして Azure 上でワークロードを実行するための選択肢と柔軟性を WLS の顧客に与えることに取り組んでいます。
Azure WLS ソリューションは、Java アプリケーションをできるだけ簡単に Azure 仮想マシンに移行できるようにすることを目的としています。 このソリューションでは、最も一般的なクラウド プロビジョニング シナリオ用にデプロイされるリソースを生成することで、それを行います。 ソリューションでは、仮想ネットワーク、ストレージ、Java、WLS、Linux のリソースが自動的にプロビジョニングされます。 最低限の手間で、WebLogic Server がプロビジョニングされます。 ソリューションでは、ネットワーク セキュリティ グループによるセキュリティの設定、Azure App Gateway または Oracle HTTP Server での負荷分散、Oracle Coherence による分散キャッシュを設定できます。 Oracle クラウドまたは Azure 上の Azure PostgreSQL、Azure MySQL、Azure SQL、Oracle Database などの既存のデータベースに自動的に接続することもできます。
管理サーバーがある単一インスタンス、クラスターなど、さまざまなシナリオに対応できるソリューション テンプレートが用意されています。 これらのソリューションは無料で使用できます。 これらのソリューションの説明とリンクは以下のとおりです。 ソリューションに関する詳細なドキュメントについては、こちらを参照してください。
これらのオファーはライセンス持ち込み型です。 ここでは、Oracle で既に適切なライセンスを取得していること、および Azure でオファーを実行するための適切なライセンスをお持ちであることを前提としています。
このソリューション テンプレートでは、基本イメージ (WebLogic Server 14 や Java 11 on Red Hat Enterprise Linux 8 など) を使用して、さまざまなオペレーティング システム、Java、および WLS バージョンをサポートしています。 これらの基本イメージは、Azure Marketplace で単独で使用することもできます。 基本イメージは、カスタマイズされた複雑な Azure デプロイを必要とする顧客に適しています。
ソリューション テンプレートや基本イメージなしで、ゼロから WLS クラスターに移行する順を追ったガイダンスについては、Azure Virtual Machines に Oracle WebLogic Server を手動でインストールする方法に関する記事を参照してください。
これらのオファーを開発しているエンジニアリング チームと密接に連携しながら移行シナリオに取り組むことに関心がある場合は、マーケットプレース オファーの概要ページの [CONTACT ME]\(お問い合わせ\) ボタンを選択してください。 プログラム マネージャー、アーキテクト、エンジニアからすぐに連絡があり、密接なコラボレーションが開始されます。
Oracle WebLogic Server with Admin Server
このソリューション テンプレートでは、単一の仮想マシンがプロビジョニングされ、そこに WLS がインストールされます。 ドメインが作成され、管理サーバーが起動されます。 ドメインを管理し、すぐにアプリケーションのデプロイを開始できます。
Oracle WebLogic Server Cluster
このソリューション テンプレートでは、WLS 仮想マシンの高可用性クラスターが作成されます。 管理サーバーとすべてのマネージド サーバーが既定で起動されます。 クラスターを管理し、可用性の高いアプリケーションでの作業をすぐに開始できます。
ソリューションでは、広範な運用環境に対応したデプロイ アーキテクチャが比較的簡単に有効になります。 ビジネス アプリケーションの開発に専念できるようにすることによって、可能な限り最も生産的な方法で、ほとんどの移行ケースに対応することができます。
ソリューションによってリソースが自動的にプロビジョニングされると、デプロイをさらにカスタマイズできる柔軟性があります。 アプリケーションのデプロイに加え、Azure リソースをデプロイと統合することが多いでしょう。 開発チームとつながり、ソリューションのさらなる改善に関するフィードバックを提供することをお勧めします。
次のステップ
Azure のオファーをご覧ください。