ホスト名は、ユーザー インターフェイスと Azure 操作において仮想マシン (VM) を識別します。 最初に、Azure portal の作成プロセス中に [仮想マシン名] フィールドに VM のホスト名を割り当てます。 VM を作成した後、リモート接続または Azure portal を通じてホスト名を表示および変更できます。
ホスト名を表示する
次のいずれかのツールを使用して、クラウド サービス内の VM のホスト名を表示できます。
Azure portal
Azure portal で VM に移動し、サービス メニューで [プロパティ] を選択します。 [プロパティ] ページの [コンピューター名] の下にホスト名を表示できます。
リモート デスクトップ
リモート デスクトップ (Windows)、Windows PowerShell リモート処理 (Windows)、SSH (Linux および Windows)、Bastion (Azure portal) などのリモート デスクトップ ツールを使用して VM に接続できます。 その後、いくつかの方法でホスト名を表示できます。
- PowerShell、コマンド プロンプト、または SSH ターミナルで「hostname」と入力します。
- コマンド プロンプトで「
ipconfig /all
」と入力します (Windows のみ)。 - システム設定でコンピューター名を表示します (Windows のみ)。
前提条件
Azure API
REST クライアントから次の手順を実行します。
Azure portal への認証済み接続があることを確認します。 リソースにアクセスできる Microsoft Entra アプリケーションとサービス プリンシパルの作成に記載されている手順に従います。
次の形式で要求を送信します。
GET https://management.azure.com/subscriptions/{subscriptionId}/resourceGroups/{resourceGroupName}/providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/{vmName}?api-version=2022-11-01`.
VM の GET 要求の詳細については、「仮想マシン - Get」を参照してください。
osProfile
、computerName
要素の順に探して、ホスト名を見つけます。警告
また、リモート デスクトップ セッションのコマンド プロンプトから
ipconfig /all
を実行する (Windows) か、または SSH ターミナルからcat /etc/resolv.conf
を実行する (Linux) ことで、クラウド サービスの内部ドメイン サフィックスを表示することもできます。
ホスト名を変更する
リモート デスクトップ セッションからコンピューターの名前を変更するか、Azure portal の [コマンドの実行] を使用して、任意の VM のホスト名を変更できます。
ホスト名を変更します。
リモート セッションから:
- Windows の場合、PowerShell から Rename-Computer コマンドを使用してホスト名を変更できます。
- Linux の場合、
hostnamectl
を使用してホスト名を変更できます。
Azure portal から: [コマンドの実行] を使用することで、Azure portal から VM のホスト名を見つけるためのこれらのコマンドを実行することもできます。 Azure portal で VM に移動し、サービス メニューで [コマンドの実行] を選択します。 Azure portal の [コマンドの実行] ページで:
- Windows の場合、[RunPowerShellScript] を選択し、[Run Command Script](コマンド スクリプトの実行) ペインで
Rename-Computer
を使用します。 - Linux の場合、[RunShellScript] を選択し、[Run Command Script](コマンド スクリプトの実行) ペインで
hostnamectl
を使用します。
次の図は、Windows VM の場合の Azure portal における [コマンドの実行] ページを示しています。
- Windows の場合、[RunPowerShellScript] を選択し、[Run Command Script](コマンド スクリプトの実行) ペインで
VM で
Rename-Computer
またはhostnamectl
を実行した後、ホスト名を変更するために VM を再起動する必要があります。Azure クラシック デプロイ モデル
Azure クラシック デプロイ モデルでは、ダウンロードおよびアップロード可能な構成ファイルを使用してホスト名を変更できます。 ホスト名でロール インスタンスを参照できるようにするには、各ロールのサービス構成ファイルでホスト名の値を設定する必要があります。 そのためには、使用するホスト名を
Role
要素のvmName
属性に追加します。vmName
属性の値は、各ロール インスタンスのホスト名のベースとして使用されます。たとえば、
vmName
がwebrole
であり、そのロールに 3 つのインスタンスがある場合、インスタンスのホスト名はwebrole0
、webrole1
、webrole2
になります。 VM のホスト名は VM 名に基づいて設定されるため、構成ファイルで VM のホスト名を指定する必要はありません。 Azure サービスの構成の詳細については、「Azure サービスの構成スキーマ (.cscfg ファイル)」を参照してください。サービス構成ファイル
Azure クラシック デプロイ モデルでは、Azure portal のサービスの [構成] ペインから、デプロイされているサービスのサービス構成ファイルをダウンロードできます。 次に、
Role name
要素のvmName
属性を探して、ホスト名を確認できます。 このホスト名は、各ロール インスタンスのホスト名のベースとして使用されます。 たとえば、vmName
がwebrole
であり、そのロールに 3 つのインスタンスがある場合、インスタンスのホスト名はwebrole0
、webrole1
、webrole2
になります。 詳細については、「Azure 仮想ネットワークの構成スキーマ」を参照してください。