RFC 操作のメッセージ スキーマ
Microsoft BizTalk Adapter for mySAP Business Suite では、SAP リモート関数呼び出し (RFC) が操作として表示されます。 このトピックには、RFC 操作に使用されるメッセージ スキーマとメッセージ アクションに関する情報が含まれています。 メッセージ構造は、受信 RFC 操作と送信 RFC 操作で同じです。 アダプターがサポートする RFC 操作の概要については、「 SAP での RFC に対する操作」を参照してください。
アダプターに対する RFC 操作として BAPI を呼び出すこともできます。 このような呼び出しのメッセージ構造の例については、このトピックを参照してください。
RFC 操作のメッセージ構造
次の表は、RFC メッセージ スキーマを示しています。 各 RFC 操作は、要求メッセージと応答 (応答) メッセージで構成されます。
| Message | XML メッセージ構造 | 説明 |
|---|---|---|
| RFC ([RFC_NAME]) |
<[RFC_NAME] xmlns="[VERSION]/Rfc/"> <IN1_PARAM_NAME>v1</IN1_PARAM_NAME> <IN2_PARAM_NAME>v2</IN2_PARAM_NAME> … <INOUT1_PARAM_NAME>v3</INOUT1_PARAM_NAME> <INOUT2_PARAM_NAME>v4</INOUT2_PARAM_NAME> … <TABLE1_PARAM_NAME xmlns="[VERSION]/Types/Rfc/"> <STRUCT1_PARAM_NAME> <[FIELD1_NAME]>value1</[FIELD1_NAME]> <[FIELD2_NAME]>value2</[FIELD2_NAME]> … </STRUCT1_PARAM_NAME> … </TABLE1_PARAM_NAME> … </[RFC_NAME]> |
SAP システムで RFC を呼び出します。 - インポート、変更、およびテーブル パラメーターがサポートされています。 - パラメーターのインポートと変更には、SAP STRUCTURE TYPES、SAP TABLE TYPES、SAP 単純データ型のいずれかを指定できます。 |
| RFC 応答 ([RFC_NAME]応答) | <[RFC_NAME]Response xmlns="[VERSION]/Rfc/"> <OUT1_PARAM_NAME>v1</OUT1_PARAM_NAME> <OUT2_PARAM_NAME>v2</OUT2_PARAM_NAME> … <INOUT1_PARAM_NAME>v3</INOUT1_PARAM_NAME> <INOUT2_PARAM_NAME>v4</INOUT2_PARAM_NAME> … <TABLE1_PARAM_NAME> <STRUCT1_PARAM_NAME> <[FIELD1_NAME]>value1</[FIELD1_NAME]> <[FIELD2_NAME]>value2</[FIELD2_NAME]> … </STRUCT1_PARAM_NAME> … </TABLE1_PARAM_NAME> … </[RFC_NAME]Response> |
RFC の戻り値。 - エクスポート、変更、およびテーブル パラメーターがサポートされています。 メモ： 既定では、テーブル パラメーターは応答メッセージに表示されません。 応答メッセージにテーブル パラメーターが必要な場合は、要求メッセージに空のテーブル パラメーターを渡す必要があります。 - パラメーターのインポートと変更には、SAP STRUCTURE TYPES、SAP TABLE TYPES、SAP 単純データ型のいずれかを指定できます。 |
| RfcGetAttributes (RfcGetAttributes) |
<RfcGetAttributes> </RfcGetAttributes> |
RfcGetAttributes は、SAP アダプターによって表示される RFC SDK API 操作です。 RfcGetAttributes 操作を使用すると、クライアント プログラムは RFC 接続に関連付けられている言語、システム ID、およびパートナー コード ページを取得できます。 |
| RfcGetAttributes 応答 (RfcGetAttributesResponse) |
<RfcGetAttributesResponse> <Language>lang</Language> <SysId>id</SysId> <PartnerCodePage>pnrcp</PartnerCodePage> </RfcGetAttributesResponse> |
RfcGetAttributes 操作への応答は、RFC 接続に関連付けられている言語、システム ID、およびパートナー コード ページを返します。 |
[VERSION] = メッセージのバージョン文字列。たとえば、 http://Microsoft.LobServices.SAP/2007/03です。
[RFC_NAME] = RFC の名前。たとえば、RFC_CUSTOMER_GET。
[IN_PARAM_NAME] = RFC Import パラメーターの名前。
[OUT_PARAM_NAME] = RFC エクスポート パラメーターの名前。
[INOUT_PARAM_NAME] = RFC 変更パラメーターの名前。
[TABLE_PARAM_NAME] = RFC Table パラメーターの名前。
[STRUCT_PARAM_NAME] = RFC 構造体パラメーターの名前。
RFC 操作のメッセージ アクション
次の表に、RFC 操作のメッセージ アクションを示します。
| 操作 | メッセージ アクション | 例 |
|---|---|---|
| [RFC_NAME] | [VERSION]/Rfc/[RFC_NAME] | http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/Rfc/RFC_CUSTOMER_GET |
| [RFC_NAME]応答 | [VERSION]/Rfc/[RFC_NAME]/response | http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/Rfc/RFC_CUSTOMER_GET/response |
| RfcGetAttributes | [VERSION]/RfcGetAttributes | http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/RfcGetAttributes |
| RfcGetAttributes 応答 | [VERSION/RfcGetAttributes/response | http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/RfcGetAttributes/response |
[VERSION] = メッセージのバージョン文字列。たとえば、 http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03です。
[RFC_NAME] = 呼び出される RFC の名前。たとえば、RFC_CUSTOMER_GET。
RFC 操作としての BAPI の呼び出し
SAP アダプターは、RFC 操作とビジネス オブジェクトのメソッドの両方として BAPI を表示します。 RFC 操作として、BAPI は名前で表示されます。 ビジネス オブジェクト インターフェイスを使用した BAPI の呼び出しの詳細については、「 SAP での BAPI に対する操作」を参照してください。
次の XML は、RFC として呼び出される BAPI (BAPI_CUSTOMER_GETDETAIL2) のメッセージ構造を示しています。 この操作のメッセージ アクションは です。 http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/Rfc/BAPI_CUSTOMER_GETDETAIL2
<BAPI_CUSTOMER_GETDETAIL2 xmlns="http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/Rfc/">
<COMPANYCODE>1001</COMPANYCODE>
<CUSTOMERNO>0000001001</CUSTOMERNO>
<CUSTOMERBANKDETAIL>
<BAPICUSTOMER_02 xmlns="http://Microsoft.LobServices.Sap/2007/03/Types/Rfc/">
<CUSTOMER />
<BANK_CTRY />
<BANK_KEY />
<BANK_ACCT />
<CTRL_KEY />
<PARTNER_BK />
<COLL_AUTH />
<BANK_REF />
</BAPICUSTOMER_02>
</CUSTOMERBANKDETAIL>
</BAPI_CUSTOMER_GETDETAIL2>
参照
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