FTP アダプタ
FTP アダプターを使用すると、FTP サーバーと Microsoft BizTalk Server の間でデータを交換できます。これにより、基幹業務アプリケーションを搭載したさまざまなプラットフォームに保存されている重要なデータを統合できます。 アダプターは、SOCKS4 または SOCKS5 プロキシ サーバー経由で FTP サーバーに接続できます。
FTP アダプターでは、FTP サーバーから BizTalk Server に多数のファイルを送信できます。 また、ファイルをオーケストレーションの一部として送信できます。
FTP アダプターは、受信アダプターと送信アダプターの 2 つのアダプターで構成されます。
このセクションでは、FTP 受信アダプタと FTP 送信アダプタ、およびセキュリティとベスト プラクティス情報について説明します。
FTP 受信アダプタを使用すると、FTP サーバーから BizTalk Server にデータを移動できます。 組み込まれている主な機能は次のとおりです。
必要に応じて FTP サーバーからファイルを取得する
構成可能なスケジュールに基づいてポーリングを実行する
FTP サーバーにポーリングし、BizTalk Server にデータを直接送信します。
IP アドレス、ポート、パスワード、およびホスト名として FTP サーバーを指定する
保証されたファイル配信
また、FTP 受信アダプタは、BizTalk Server 管理コンソールおよび BizTalk エクスプローラと連動し、各受信機能を構成および管理します。この機能は、次の構成項目で構成されます。
FTP コマンドを実行するためのポーリング間隔 (例、60 分)
ドキュメントを特定の BizTalk 送信ポートまたは受信場所にルーティングする際に使用する情報
注意
FTP 受信アダプターは、パーティション分割されたデータ セットからのファイルの受信をサポートしていません。
FTP 送信アダプタを使用すると、BizTalk Server から FTP サーバーにデータを移動できます。 組み込まれている主な機能は次のとおりです。
必要に応じて送信を実行する
保証された配信
次のいずれかのプラットフォームの FTP サーバーに格納されている情報にアクセスします。
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008
Windows Server 2003
Windows Server 2000 Service Pack 3 (SP3) 以降
Sun Solaris 9.0
HP-UX
Linux (Redhat 7.x)
IBM z/OS v1.9 (MVS)
MVS を実行している IBM O/S 390
AS/400 OS/400 V5R1
i5/OS V5R4 (AS400)
i5/OS V6R1 (AS400)
GXS ICS
AIX
サービス パックが特に記載されていない限り、すべてのサービス パックがサポートされます。