フェーズごとのプロジェクト計画の推奨事項

今日、それぞれ独自の方法、利点、および制限を備えた多くのソフトウェア開発のライフサイクル モデルがあります。 このセクションの目的は、BizTalk Server開発プロジェクトを成功させるために適切に計画するのに役立つ一連の推奨事項を提供することです。

このセクションでは、マイクロソフトで幅広く採用されているライフサイクル モデルを使用します。 このモデルでは、繰り返し型とウォーターフォール型のライフサイクル モデルを組み合わせています。

このモデルには 5 つのフェーズがあり、フェーズの境界がプロジェクトの一連のマイルストーンになります。 フェーズを実行順に次に示します。

  • 要件。 ユーザー要件は、構築される内容を定義する機能仕様に取り込まれます。

  • デザイン。 また、プロトタイピングが行われ、設計のアイデアが確認されてプラットフォーム機能が調査されます。

  • 実装。 設計仕様と機能仕様を使用して、ソフトウェアのコーディングが実行されます。

  • 検証。 このプロセスでは、ソフトウェアをテストして、仕様に従ってソフトウェアが実行されていることを確認します。

  • リリース。 ソフトウェアをすべて検証した後、ソフトウェアはまとめられ、一般リリースに備えられます。

    次の図は、このプロジェクトの計画サイクルを示しています。

    フェーズ計画によるプロジェクト計画に関する推奨事項

    これらのフェーズのほとんど (すべてではない) は期間が重複し、通常、繰り返しのサブフェーズが存在します。 たとえば、製品機能のサブセットの実装が完了し、そのサブセットの検証が開始されたときに、次のサブセットの実装作業が平行して進んでいるということは、よくあります。 このため、このセクションの推奨事項は特定のフェーズに関連していますが、これは平行してフェーズを実行できないという意味ではなく、推奨事項を考慮して計画に含めるときには相対的な順序が存在するということを示しているだけです。

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