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SMTP ヘッダーでのマクロの使用に関する制限事項

定義済みのマクロを使用して、SMTP メッセージ ヘッダーの SubjectToFrom、および CC プロパティを動的に形成できます。 メッセージを送信する前に、SMTP 送信ハンドラーによってヘッダー内のすべてのマクロが値に置き換えられます。 1 つのヘッダーを形成するときに、複数の異なるマクロを使用できます。

次のいずれかの条件に当てはまる場合、 ToFrom、または CC ヘッダー内のマクロは SMTP 送信ハンドラーによって置き換えられません。

  • 対応するシステム プロパティが設定されていない場合

  • マクロのスペルが間違っている場合

  • マクロの値に、SMTP ヘッダーには無効な記号が含まれている場合

    これらの条件のいずれかが満たされた場合、SMTP 送信ハンドラーはマクロをそのまま残します 。たとえば、 %SourceParty%@somedomain.com 、または %SourceParty% からのメッセージです。

    次の表に、 ToCC、および Subject ヘッダーの形成に使用できるマクロを示します。

マクロ 説明 To での使用 CC での使用 Subject での使用
%MessageID% BizTalk Server 内のメッセージのグローバル一意識別子 (GUID)。 この値は、メッセージ コンテキスト プロパティ BTS.MessageIDから取得されます。 いいえ いいえ はい
%datetime_bts2000% YYYYMMDDhhmmsss 形式の UTC 日時。sss は秒およびミリ秒を表します (たとえば、199707121035234 は 1997 年 7 月 12 日 10 時 35 分 23 秒 400 ミリ秒を表します)。 いいえ いいえ はい
%datetime% YYYY-MM-DDThhmmss 形式の UTC の日時 (例、1997-07-12T103508)。 いいえ いいえ はい
%datetime.tz% ローカルの日時に GMT のタイム ゾーンを加えた YYYY-MM-DDThhmmssTZD 形式の日時 (例、1997-07-12T103508+800)。 いいえ いいえ はい
%time% hhmmss 形式の UTC 時刻。 いいえ いいえ はい
%time.tz% ローカルの日付に GMT のタイム ゾーンを加えた hhmmssTZD 形式の日付 (例、124525+530)。 いいえ いいえ はい
%SourceParty% ファイル アダプタが受信したメッセージの受信元パーティの名前。 いいえ いいえ はい
%SourcePartyQualifier% ファイル アダプタが受信したメッセージの受信元パーティの修飾子。 いいえ いいえ はい
%DestinationParty% 送信先パーティの名前。 この値は、メッセージ コンテキスト プロパティ BTS.DestinationPartyから取得されます。 はい はい はい
%DestinationPartyQualifier% 送信先パーティの修飾子。 この値は、メッセージ コンテキスト プロパティ BTS.DestinationPartyQualifierから取得されます。 いいえ いいえ はい

参照

SMTP アダプター構成時の制限事項