バインド ファイルを使用してインポートまたはエクスポートする
BizTalk Server 2016 以降では、パーティと契約のレベルでバインド ファイルをエクスポートおよびインポートできます。 以前の BizTalk バージョンの場合は、次の説明に従ってアプリケーション レベルでエクスポートします。
このトピックでは、BizTalk Server管理と BTSTask を使用して、パーティ、そのプロファイル、契約、フォールバック設定などをインポートおよびエクスポートする方法について説明します。
概要
インポートおよびエクスポート機能には、次のようなものがあります。
- XML バインディング ファイルからパーティ、ビジネス プロファイル、契約をインポートする
- パーティ、ビジネス プロファイル、契約、EDI フォールバック設定を XML バインド ファイルにエクスポートする
- バインド ファイルをインポートするときに、パーティまたはフォールバック設定をインポートしないことを選択できます
- パーティ レベルでインポートする場合、バインド ファイル内のパーティと契約のみがインポートされます
- 特定のパーティを同じバインド ファイルにエクスポートし、それらの関係者に関連付けられているすべての契約もエクスポートすることを選択します
- アプリケーション インポート バインド ウィザードを使用すると、追跡設定をインポートするか、パーティを除外するかを選択できます。
- BTSTask には、 コマンドと
ExportParties
コマンドがImportParties
含まれています
前提条件
BizTalk Server Administrators グループのメンバーであるアカウントでログオンする必要があります。 「BizTalk アプリケーションの展開と管理に必要なアクセス許可」を参照してください。
EDI アプリケーションとして使用される BizTalk アプリケーションから BizTalk EDI アプリケーション への参照を追加しておく必要があります。 「構成後の手順」を参照してください。
すべての取引先をインポートまたはエクスポートする
[BizTalk Server管理] を開き、BizTalk グループを展開します。
[パーティ] を右クリックし、[エクスポート] を選択します。
パーティレベルでエクスポートする場合は、すべての取引先をエクスポートします。 また、ビジネス プロファイルや契約など、取引先が使用するすべてのものが XML ファイルにエクスポートされます。
[パーティ] を右クリックし、[インポート] を選択し、バインド XML ファイルを選択します。
[パーティを除外する] または [EDI フォールバック設定を除外する] を選択して、インポートされないようにします。 それ以外の場合は、取引先、ビジネス プロファイル、契約など、バインド ファイル内のすべてのものがインポートされます。
BTSTask の例
BTSTask ImportParties -Source:"C:\Temp\MyParties.Xml" -ExcludeEdiFallbackSettings
「ImportParties コマンド」を参照してください。
個々のパートナーをエクスポートする
[BizTalk Server管理] で、[パーティ] を選択します。
[ パーティとビジネス プロファイル ] ウィンドウで、パーティを右クリックし、[エクスポート] を選択 します。
特定のパーティをエクスポートする場合は、すべてのパーティと、そのパーティが使用するすべての契約をエクスポートすることを選択できます。 [ 選択したパーティと選択したパーティ内のすべての契約をエクスポート する] をオフにして、選択したパーティのみをエクスポートできます。
[OK] を選択します。
ヒント
[ パーティとビジネス プロファイル ] ウィンドウでは、 Ctrl キー と Shift キーを使用して、リスト内の複数のパーティを選択することもできます。 同じバインド ファイルにエクスポートを選択するすべてのパーティ。
BTSTask の例
BTSTask ExportParties -Destination:"C:\Temp\MyParties.Xml"
「ExportParties コマンド」を参照してください。
アプリケーション バインド ファイルをインポートする
アプリケーション レベルでは、EDI および AS2 パーティを使用してバインド ファイルをインポートできます。
[BizTalk Server管理] で、[アプリケーション] を展開します。
アプリケーションを右クリックし、[インポート] を選択 します。
[Import Tracking Settings]\(追跡設定のインポート \) オプションと [Exclude Parties]\(パーティの除外\) オプションを使用できます。 これらのオプションを使用して、既存の追跡設定をインポートするか、バインド ファイル内の EDI/AS2 パーティを除外するかを選択できます。
設定 詳細 追跡設定のインポート メッセージ本文の追跡やイベントの追跡など、アプリケーション内のさまざまな成果物で有効になっている追跡設定をインポートします。
下位互換性を確保するために、既定で有効になっています。パーティを除外する ファイル内に存在するパーティ、プロファイル、契約をインポートしません。
下位互換性を確保するために、既定では無効になっています。重要
グローバル追跡設定は 、インポート追跡設定をオーバーライドします。 そのため、グローバル レベルで追跡を無効にした場合、追跡設定のインポートがオンになっている場合でも、 追跡設定はインポート されません。
UI ガイダンスおよび開発者 API 名前空間リファレンスの BizTalk 設定ダッシュボード、グループ ページでは、追跡設定のインポートを許可するグローバル設定について説明します。
BTSTask の例
BTSTask ImportBindings -ApplicationName:MyApplication -Source:C:\Bindings\Binding1.xml -ImportTrackingSettings:true
「ImportBindings コマンド」を参照してください。
このセクションの内容
以前の BizTalk バージョンで EDI および AS2 バインド ファイルをインポートまたはエクスポートするには、次を参照してください。