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メッセージ フローの表示

メッセージ フローは、メッセージで実行される一連の連続的な処理手順です。 BizTalk Server 管理コンソールの [グループの概要] ページでサービスまたはメッセージ インスタンスを右クリックすると表示されるショートカット メニューから、メッセージ ビューにアクセスします。 メッセージ フロー ビューで、メッセージ フロー ビューとオーケストレーション デバッガーを切り替えることができます。

メッセージ フロー ビューには、サービス インスタンス (パイプライン/ポートまたはオーケストレーション) によって送受信されたメッセージの情報 (使用された URL、ポート、パーティなど) が表示されます。 また、現在表示しているサービス インスタンスに送られたメッセージを処理したサービス インスタンスを特定して参照することもできます。 これらのインスタンスに移動して、インスタンスで送受信されたメッセージを見ることができます。 さらに、現在表示しているサービス インスタンスからメッセージを受け取った後続のサービス インスタンスを表示し、これらのインスタンスに移動して送受信メッセージを見ることもできます。 すなわち、ビジネス プロセスを介して、アクティベーション メッセージの処理過程全体をトレースできます。

また、メッセージ フロー ビュー内の未完了の (まだメッセージを処理中で完了していない) サービス インスタンスから、このインスタンスに対応する BizTalk Server 管理コンソール内のサービス インスタンス詳細に移動して、現在の状態 (実行中、保留など) を参照することができます。

[メッセージ フロー] ウィンドウの上部には、サービス インスタンスの情報 (開始時刻、終了時刻、エラー コード、バージョンなど) が表示されます。 ウィンドウの下部には、送受信されたメッセージの詳細を示す [サービス インスタンスのメッセージ アクティビティ] が表示されます。 [展開] または [折りたたみ] をクリックすると、各メッセージ インスタンスの詳細を表示したり非表示にしたりできます。 既定では、メッセージ インスタンスのすべての詳細情報が表示されます。

[入出力] 列の横にある、ターゲットの名前空間およびルート要素によってスキーマが識別されます。 その後、メッセージに関する詳細が表示されます。 スキーマ情報の下には、EquityLoanReceivePipeline などの項目名を含むリンクが表示されます。 リンクをクリックすると、その項目の情報が提供されるので、その情報を使用してメッセージを追跡できます。

開始したサービスに戻るには、他の項目の対応する送信元または送信先の項目をクリックします。

次の表に、各サービスに対して表示される情報を示します。

名前 内容
インスタンス ID インスタンスに関連付けられているグローバル一意識別子 (GUID)。
Host オーケストレーションまたはパイプラインを実行しているホストの名前。
State インスタンスの現在の状態。 考えられる状態は、[実行中]、[完了]、[手動で中断]、[エラー]、[終了]、[デバッグ モード] および [中断] です。
開始時刻 オーケストレーションまたはパイプラインが開始された時刻。
[終了時刻] オーケストレーションまたはパイプラインが完了した時刻。
Duration 項目の実行にかかった時間 (ミリ秒)。
終了コード 技術的な終了コード。
エラー情報 エラーに関するテキスト メッセージ。
名前 オーケストレーションまたはパイプラインの名前。
Type 項目の種類 (オーケストレーションまたはパイプライン)。
バージョン ID 項目の一意なバージョン。
デプロイ時間 オーケストレーションまたはパイプラインが展開された時刻。

項目の下の詳細テーブルには、特定のオーケストレーションまたはパイプラインによって送受信されたサービス インスタンスのメッセージ アクティビティが表示されます。 テーブルの各行は 1 つのメッセージを表します。メッセージ インスタンスを展開すると、ID、サイズ、ポートの名前などのメッセージの詳細を表示できます。

次の表は、各メッセージ インスタンスに表示される情報を示しています。

名前 内容
/アウトの選択 [Message Received] アイコンまたは [Message Sent] アイコンでメッセージの状態を示します。
メッセージ インスタンス ターゲットの名前空間および最上位レベルの要素。不明の場合は [Unparsed Interchange] になります。
[メッセージの状態] 考えられる状態: [OK]、[転送中]、[転送エラー]、[転送エラー]、[転送エラー (再試行する)]、および [転送エラー] (バックアップ トランスポートで再送信)。
Timestamp この特定のメッセージが現在のアクション (送信または受信) にかかわった時刻。

メッセージ インスタンスを展開すると、次の情報が表示されます。

名前 内容
メッセージ インスタンス ID メッセージの GUID。
サイズ メッセージのサイズ。 メッセージのサイズがゼロの場合、値は表示されません。
指定項目 メッセージ内の部分の数 (ショートカットを含まない)。
アダプター メッセージの転送に使用するアダプター。 ファイル、HTTP、SOAP、BizTalk メッセージ キュー、WCF アダプターのいずれかです。
URL 送信元または送信先の URL。
Port メッセージが送受信されたポートの名前。
パーティー名 メッセージを送受信しているパーティの名前。 このフィールドは、その情報が認識されている場合のみ表示されます。
解読証明書 メッセージの解読に使用される証明書の拇印。 このフィールドは、メッセージに解読証明書が含まれている場合のみ表示されます。
署名 メッセージの署名。 このフィールドは、メッセージが署名されていた場合のみ表示されます。
状態アイコン メッセージの現在の状態 (受信済み、送信済み、作業キュー内に保留中など)。
項目の送信元または送信先 URL メッセージの送信元または送信先として識別された項目 (オーケストレーションまたはパイプライン)。 クリックすると、ユーザーがその項目インスタンスのビューにリダイレクトされます。

オーケストレーション インスタンスを表示する場合は、[オーケストレーション デバッガーに切り替える] をクリックして [オーケストレーション デバッガー] ビューに切り替えることができます。

参照

オーケストレーション デバッガー ビューの操作
追跡メッセージおよびインスタンス データの表示