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囲み文字

概要

囲み文字は単一の文字であり、この文字でフィールド内のデータ文字を囲むことにより、データ文字が持つ特殊な意味を無効にします。 たとえば、次のような特性を持つフラット ファイル レコードを定義したとします。

  • 名前 = Record1

  • 区切り記号

  • 子区切り記号 = コンマ (,)

  • 子の順序 = 挿入辞

  • エスケープ文字 = 円記号 (\)

  • タグ = RECORD1

  • 3 つのフィールド (Field1、Field2、および Field3) は、囲み文字にシャープ記号 (#) を使用します。

    今度は、このレコードに次のようなフラット ファイル データを適用したとします。

RECORD1#field1#,#field2#,#field3#  
  

データは XML の次のフラグメントに逆アセンブルされます。

<Record1>  
    <Field1></Field1>  
    <Field2></Field2>  
    <Field3></Field3>  
</Record1>  
  

太字のデータ文字 (Field1、Field2、および Field3) の囲み文字 (#) は削除されるので注意してください。

フラット ファイル アセンブラーが逆操作を実行し、レコードの XML バージョンを同等のフラット ファイル レコードに変換すると、ラップ文字は各フィールドのデータ文字の前後に挿入され、フラット ファイル文字の元のシーケンスが生成されます。

定義されたエスケープ文字と囲み文字を同時に使用できます。 たとえば、Field1 の値が次のように変更されると仮定します (太字で表記)。

<Record1>  
    <Field1></Field1>  
    <Field2>field2</Field2>  
    <Field3>field3</Field3>  
</Record1>  
  

提供されているレコードとフィールドの定義でこの XML フラグメントをアセンブルすると、フラット ファイルの文字が次の順序で生成されます (エスケープのシャープ記号を太字で表記)。

RECORD1#field1#,#field2#,#field3#  
  

BizTalk エディターを使用してフラット ファイル スキーマを作成する場合は、[スキーマ] ノードの [既定の折り返し文字] プロパティと [既定の折り返し文字の種類] プロパティを使用して、スキーマ全体の既定の折り返文字を定義できます。 次に、フラット ファイル スキーマの Field Element ノードまたは Field Attribute ノードの Wrap Character プロパティと Wrap Character Type プロパティを使用して、この既定の折返し文字またはユーザー設定のフィールド固有の折り返し文字を使用するように、スキーマ内の各フィールドを構成できます。

参照