ATL OLE DB プロバイダー ウィザード
このウィザードは、Visual Studio 2019 以降では利用できません。
解説
Visual Studio 2008 以降、このウィザードによって生成された登録スクリプトでは、その COM コンポーネントが HKEY_LOCAL_MACHINE ではなく HKEY_CURRENT_USER 下に登録されます。 この動作を変更するには、ATL ウィザードの [すべてのユーザーについてコンポーネントを登録] オプションを設定します。
次の表で、ATL OLE DB プロバイダー ウィザードのオプションについて説明します。
短い名前
作成するプロバイダーの短い名前を入力します。 ここに入力した内容に基づいて、ウィザードの他の編集ボックスが自動的に入力されます。 必要に応じて、他の名前ボックスを編集できます。
コクラス
コクラスの名前。 ProgID 名は、この名前と一致するように変更されます。
属性付き
このオプションは、ウィザードで属性またはテンプレート宣言のどちらを使用してプロバイダー クラスを作成するかを指定します。 このオプションを選択すると、ウィザードでは、テンプレート宣言ではなく、属性が使用されます (属性付きプロジェクトを作成する場合は、これが既定のオプションです)。 このオプションを選択解除すると、ウィザードでは、属性ではなく、テンプレート宣言が使用されます (非属性付きプロジェクトを作成する場合は、これが既定のオプションです)。
非属性付きプロジェクトを作成するときにこのオプションを選択すると、プロジェクトが属性付きプロジェクトに変換されるという通知が表示され、続行するかどうかを確認されます。
ProgID
ProgID (プログラム識別子) は、アプリケーションで GUID の代わりに使用できるテキスト文字列です。 ProgID 名の形式は Projectname.Coclassnameです。
Version
プロバイダーのバージョン番号です。 既定値は 1 です。
DataSource クラス
データ ソース クラスの名前。CShortnameSource 形式です。
DataSource .h ファイル
データ ソース クラスのヘッダー ファイルです。 このファイルの名前を編集したり、既存のヘッダー ファイルを選択したりできます。
セッション クラス
セッションクラスの名前。CShortnameSession 形式です。
セッション .h ファイル
セッション クラスのヘッダー ファイルです。 このファイルの名前を編集したり、既存のヘッダー ファイルを選択したりできます。
コマンド クラス
コマンド クラスの名前。CShortnameCommand 形式です。
コマンド .h ファイル
コマンド クラスのヘッダー ファイルです。 この名前は編集できません。行セット ヘッダー ファイルの名前に依存します。
行セット クラス
行セット クラスの名前。CShortnameRowset 形式です。
行セット .h ファイル
行セット クラスのヘッダー ファイルです。 このファイルの名前を編集したり、既存のヘッダー ファイルを選択したりできます。
行セット .cpp ファイル
プロバイダーの実装ファイルです。 このファイルの名前を編集したり、既存の実装ファイルを選択したりできます。