/FILEALIGN (ファイル内のセクションの配置)
/FILEALIGN リンカー オプションを使用すると、出力ファイルに書き込まれるセクションの配置を、指定したサイズの倍数として指定できます。
構文
/FILEALIGN:size
パラメーター
size
セクションの配置サイズ (バイト単位)。2 の累乗である必要があります。
解説
/FILEALIGN オプションを指定すると、リンカーにより、出力ファイル内の各セクションが size 値の倍数である境界上に配置されます。 既定では、リンカーは固定の配置サイズを使用しません。
/FILEALIGN オプションを使用すると、ディスク使用率を高くしたり、ディスクからのページ読み込み速度を上げたりできます。 セクション サイズを小さくすると、小さいデバイスで実行されるアプリや、ダウンロードを小さく保つのに役立ちます。 ディスク上のセクションの配置は、メモリ内の配置には影響を与えません。
出力ファイル内のセクションに関する情報を表示するには、DUMPBIN を使用します。
Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。
[構成プロパティ]>[リンカー]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。
[追加のオプション] ボックスにオプション名 /FILEALIGN: とサイズを入力します。
このリンカーをコードから設定するには
- 以下を参照してください。AdditionalOptions