/VERSION (バージョン情報)

/VERSION:major[.minor]

引数

major および minor
EXE または DLL ファイルのヘッダーに含めるバージョン番号。

解説

/VERSION オプションは、EXE または DLLl ファイルのヘッダーにバージョン番号を付けるようにリンカーを設定します。 DUMPBIN /HEADERS を使用して、OPTIONAL HEADER VALUES のイメージ バージョン フィールドを確認して /VERSION の効果を確認します。

major引数とminor引数は、0 ~ 65,535 の範囲の 10 進数です。 既定値はバージョン 0.0 です。

/VERSION を使用して指定された情報は、エクスプローラーでプロパティを表示する際の、アプリケーション用に表示されるバージョン情報には影響しません。 その場合のバージョン情報は、アプリケーションのビルドに使用されるリソース ファイルから取得されます。 詳細については「バージョン情報エディター」を参照してください。

バージョン番号を挿入するもう 1 つの方法は、モジュール定義ステートメントを VERSION 使用することです。

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ]>[リンカー]>[全般] プロパティ ページを選択します。

  3. [バージョン] プロパティを変更します。

このリンカーをコードから設定するには

  • 以下を参照してください。Version

関連項目

MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション