__argc, __argv, __wargv

__argc グローバル変数は、プログラムに渡されるコマンド ライン引数の数です。 __argv は、プログラム引数を含む 1 バイト文字列またはマルチバイト文字列の配列へのポインターです。__wargv は、プログラム引数を含むワイド文字列の配列へのポインターです。 これらのグローバル変数によって、main または wmain に引数が提供されます。

構文

extern int __argc;
extern char ** __argv;
extern wchar_t ** __wargv;

解説

main 関数を使用するプログラムでは、__argc および __argv は、プログラムの起動に使用されるコマンド ラインを使用してプログラムの起動時に初期化されます。 コマンド ラインは解析されて個々の引数になり、ワイルドカードは展開されます。 引数の数は __argc に代入され、引数の文字列はヒープ上に割り当てられ、引数の配列へのポインターは __argv に代入されます。 ワイド文字および wmain 関数を使用するようにコンパイルされたプログラムでは、ワイド文字列として引数は解析されワイルドカードは展開されて、引数の文字列の配列へのポインターは __wargv に代入されます。

移植性のあるコードの場合、main に渡される引数を使用してプログラムでコマンド ライン引数を取得することをお勧めします。

汎用テキスト ルーチンのマップ

Tchar.h のルーチン _UNICODE が定義されていない _UNICODE が定義されている
__targv __argv __wargv

必要条件

グローバル変数 必須ヘッダー
__argc, __argv, __wargv <stdlib.h>、<cstdlib> (C++)

__argc__argv、および __wargv は Microsoft 拡張機能です。 互換性の詳細については、「互換性」を参照してください。

関連項目

グローバル変数
main 関数とコマンドライン引数 (C++)
代わりに使用するwmainmain