ceil, ceilf, ceill

値の切り上げを計算します。

構文

double ceil(
   double x
);
float ceil(
   float x
);  // C++ only
long double ceil(
   long double x
);  // C++ only
float ceilf(
   float x
);
long double ceill(
   long double x
);
#define ceil(X) // Requires C11 or higher

パラメーター

x
浮動小数点値。

戻り値

ceil 関数は x 以上の最も小さい整数を表す浮動小数点値を返します。 エラーの戻り値はありません。

入力 SEH 例外 _matherr 例外
± QNaN、IND なし _DOMAIN

ceil には、ストリーミング SIMD 拡張機能 (SSE2) を使用して実装されています。 SSE2 実装の使い方の詳細および制約については、「_set_SSE2_enable」を参照してください。

解説

C++ ではオーバーロードが可能であるため、ceil または float 型を受け取る long double のオーバーロードを呼び出すことができます。 C プログラムでは、tgmath.h マクロを<使用してこの関数を呼び出していない限り、ceil常に double.>

<tgmath.h>ceil() マクロを使用する場合は、引数の型によって、この関数のどのバージョンが選択されるかが決定されます。 詳細については、「ジェネリック型数値演算」を参照してください。

既定では、この関数のグローバル状態の適用対象は、アプリケーションになります。 この状態を変更するには、「CRT でのグローバル状態」を参照してください。

必要条件

ルーチンによって返される値 必須ヘッダー
ceil, ceilf, ceill <math.h>
ceil マクロ <tgmath.h>

互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。

floor の例を参照してください。

関連項目

数学と浮動小数点のサポート
floor, floorf, floorl
fmod, fmodf
round, roundf, roundl