cosh, coshf, coshl

ハイパーボリック コサインを計算します。

構文

double cosh( double x );
float coshf( float x );
long double coshl( long double x );
#define cosh(X) // Requires C11 or higher

float cosh( float x );  // C++ only
long double cosh( long double x );  // C++ only

パラメーター

x
角度 (ラジアン)。

戻り値

x のハイパーボリック コサイン。

既定では、coshcoshf、または coshl の呼び出しで結果が大きすぎる場合、関数は HUGE_VAL を返し、errnoERANGE を設定します。

入力 SEH 例外 _matherr 例外
± QNaN、IND なし _DOMAIN
x ≥ 7.104760e+002 INEXACT+OVERFLOW OVERFLOW

解説

C++ ではオーバーロードが可能であるため、cosh または float の値を受け取って返す long double のオーバーロードを呼び出すことができます。 C プログラムでは、<tgmath.h> マクロを使用してこの関数を呼び出す場合を除き、cosh では常に double を受け取って返します。

マクロを<tgmath.h>使用するcosh場合は、引数の型によって、どのバージョンの関数が選択されているかが決まります。 詳細については、「ジェネリック型数値演算」を参照してください。

既定では、この関数のグローバル状態の適用対象は、アプリケーションになります。 この動作を変更するには、「CRT のグローバル状態」を参照してください

必要条件

ルーチンによって返される値 必須ヘッダー (C) 必須ヘッダー (C++)
coshf, cosl, coshl <math.h> <cmath> または <math.h>
coshf マクロ <tgmath.h>

互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。

sinhsinhfsinhl」の例を参照してください。

関連項目

数学と浮動小数点のサポート
acosh, acoshf, acoshl
asinh, asinhf, asinhl
atanh, atanhf, atanhl
_matherr
sinh, sinhf, sinhl
tanh, tanhf, tanhl