データソースとセッション

次の図は、データソースへの接続とデータソースへのアクセスをサポートするクラスを示しています。各クラスは、標準の OLE DB コンポーネント実装に基づいています。

Diagram of data source and session classes.
データソースとセッションクラス

クラスは次のとおりです。

CDataSource このクラスは、データソースオブジェクトをインスタンス化します。これは、OLE DB データソースプロバイダーを介して、データソースへの接続を作成および管理します。データソースは、データソースアドレスや認証情報などの情報を接続文字列の形式で取得します。

また、接続が確立される前には、システムに登録されている使用可能なプロバイダーの一覧を取得するためにヘルパークラス CEnumerator がよく使用されます。こうすることで、プロバイダーをデータソースとして選択できます。たとえば、[データリンクプロパティ] ダイアログボックスはこのクラスを使用して、[プロバイダー] タブのプロバイダーの一覧を設定します。これは SQLBrowseConnect または SQLDriverConnect 関数と同じです。
CSession このクラスは、データソースへの 1 つのアクセスセッションを表すセッションオブジェクトをインスタンス化します。ただし、データソースに対して複数のセッションを作成できます。セッションごとに、行セット、コマンド、その他のオブジェクトを作成して、データソースのデータにアクセスできます。セッションがトランザクションを処理します。

関連項目