chars_format 列挙型
<charconv> ライブラリと一緒に使用して、プリミティブ数値変換の浮動小数点形式を指定します。
構文
enum class chars_format {
scientific = unspecified,
fixed = unspecified,
hex = unspecified,
general = fixed | scientific
};
メンバー
要素 | 説明 |
---|---|
scientific |
from_chars() で指数を予期して解析します。 これは書式指定子 printf() に似ており 'e' 、"1.729e+01" のように指数表記の書式を設定します。 |
fixed |
from_chars() で指数を予期せず解析しません。 これは printf() の書式指定子 'f' に似ていて、"17.29" のように浮動小数点の書式を設定します。 |
hex |
from_chars() で 16 進数形式の数値を使用することを予期しますが、先頭に 0x を指定しません。 |
general |
from_chars() で指数を許可します (ただし必須ではありません)。 to_chars() の場合は、printf() の書式指定子 'g' に似ていて、指数表記と固定小数点表記を切り替えます。 指数がどのようになるかを考慮して、合理的にコンパクトな出力を生成できます。 たとえば、1e-5 は "1e-05" になりますが、1e-4 は "0.001" になります。 1e5 は 100000 になりますが、1e6 は 1e+06 になります。 1e0 は 1 を生成します。 |
解説
from_chars 関数の場合、この列挙型は予想される入力の種類を記述します。 to_chars 関数の場合、出力する出力の種類を記述します。
要件
ヘッダー:<charconv>
名前空間: std
/std:c++17
以降が必要です。