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wbuffer_convert クラス

  • [アーティクル]

バイト ストリーム バッファーとの間の要素の転送を制御するストリーム バッファーを説明します。

構文

template <class Codecvt, class Elem = wchar_t, class Traits = std::char_traits<Elem>>
class wbuffer_convert
    : public std::basic_streambuf<Elem, Traits>

パラメーター

Codecvt
変換オブジェクトを表す locale ファセット。

Elem
ワイド文字要素型。

Traits
Elem と関連付けられている特徴。

解説

このクラス テンプレートは、文字の特徴がクラス Traits によって記述される型 _Elem の要素の、型 std::streambuf のバイト ストリーム バッファーとの間での転送を制御するストリーム バッファーについて説明します。

Elem 値のシーケンスとマルチバイト シーケンスとの間の変換は、クラス Codecvt<Elem, char, std::mbstate_t> のオブジェクトによって実行されます。このことは、標準コード変換ファセット std::codecvt<Elem, char, std::mbstate_t> の要件を満たしています。

このクラス テンプレートのオブジェクトは、以下のものを格納します。

  • 基になるバイト ストリーム バッファーへのポインター。\
  • 割り当てられた変換ファセット オブジェクトへのポインター。これは、 wbuffer_convert が破棄されたときに解放されます。