BETA.INV
ベータ累積確率密度関数 (BETA.DIST) の逆関数を返します。
probability = BETA.DIST(x,...TRUE) であるとき、BETA.INV(probability,...) = x となります。 ベータ分布は、プロジェクト計画などで、期待される完了時間とばらつきを指定して予想完了時間をモデル化する場合に使用できます。
構文
BETA.INV(probability,alpha,beta,[A],[B])
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
確率 | ベータ分布に関連する確率です。 |
[アルファ] | 分布のパラメーター。 |
Beta | 分布のパラメーター。 |
A | 任意。 x の間隔の下限。 |
B | 任意。 x の間隔の上限。 |
戻り値
ベータ累積確率密度関数 (BETA.DIST) の逆関数を返します。
解説
引数が非数値の場合、BETA.INV では #VALUE! エラー値が返されます。
引数が整数でない場合は、丸められます。
alpha ≤ 0 または beta ≤ 0 の場合、BETA.INV では #NUM! エラー値が返されます。
probability ≤ 0 または probability > 1 の場合、BETA.INV では #NUM! エラー値が返されます。
A と B の値を省略すると、BETA.INV では、標準の累積ベータ分布が使用されるため、A = 0 および B = 1 になります。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。