EOMONTH
指定された月数だけ前または後の月の最終日を datetime 形式で返します。 EOMONTH を使用して、対象の月の最終日に当たる満期日や期日を計算します。
構文
EOMONTH(<start_date>, <months>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
start_date | datetime 形式または日付に許容されるテキスト形式で表現される開始日。 |
months | start_date から起算した月数を表す数値。 注: 入力した数値が整数ではない場合は、最も近い整数に四捨五入されます。 |
戻り値
日付 (datetime)。
解説
日付を連続したシリアル値として保存する Microsoft Excel とは異なり、DAX では datetime 形式の日付を処理します。 EOMONTH 関数は、他の形式の日付を受け入れることができますが、次の制限があります。
start_date が有効な日付でない場合、EOMONTH はエラーを返します。
start_date が datetime 形式ではない数値の場合、EOMONTH は数値を日付に変換します。 予期しない結果が発生しないようにするには、EOMONTH 関数を使用する前に、数値を datetime 形式に変換します。
start_date に月を加算すると無効な日付になる場合、EOMONTH はエラーを返します。 1900 年 3 月 1 日より前と 9999 年 12 月 31 日より後の日付は無効です。
日付引数が日付のテキスト表現である場合、EDATE 関数は変換の実行にクライアント コンピューターのロケールと日付時刻設定を使用してテキスト値を解釈します。 現在の日付時刻設定で日付が月/日/年の形式で表されている場合、文字列 "1/8/2009" は、2009 年 1 月 8 日に相当する日付/時刻値として解釈されます。 ところが、現在の日付時刻設定で日付が日/月/年の形式で表されている場合は、同じ文字列が 2009 年 8 月 1 日に相当する日付/時刻値として解釈されます。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。
例
次の式では、month 引数が 2 に丸められるため、2008 年 5 月 31 日が返されます。
= EOMONTH("March 3, 2008",1.5)