HASONEFILTER
columnName で直接フィルター処理された値の数が 1 である場合に TRUE を返します。それ以外の場合は FALSE を返します。
構文
HASONEFILTER(<columnName>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
columnName | 標準 DAX 構文が使用された、既存の列の名前。 これを式にすることはできません。 |
戻り値
columnName で直接フィルター処理された値の数が 1 である場合は TRUE。それ以外の場合は FALSE を返します。
解説
この関数は HASONEVALUE() と似ていますが、HASONEVALUE() はクロスフィルターに基づいて動作し、HASONEFILTER() は直接フィルターによって動作します。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。
例
次の例は、HASONEFILTER() を使用して、フィルターが 1 つの場合は ResellerSales_USD[ProductKey]) のフィルターを返し、ResellerSales_USD[ProductKey]) にフィルターがないか、複数のフィルターがある場合は空白を返す方法を示しています。
= IF(HASONEFILTER(ResellerSales_USD[ProductKey]),FILTERS(ResellerSales_USD[ProductKey]),BLANK())