HASONEVALUE

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

columnName のコンテキストが 1 つの個別の値のみにフィルター処理されている場合、TRUE を返します。 それ以外の場合は、FALSE を返します。

構文

HASONEVALUE(<columnName>)  

パラメーター

用語 定義
columnName 標準 DAX 構文が使用された、既存の列の名前。 これを式にすることはできません。

戻り値

columnName のコンテキストが 1 つの個別の値のみにフィルター処理されている場合は TRUE。 それ以外の場合は、FALSE を返します。

解説

  • HASONEVALUE() に相当する式は COUNTROWS(VALUES(<columnName>)) = 1 です。

  • この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。

次の測定数式では、定義済みのシナリオに対する割合を推定するために、コンテキストが 1 つの値でスライスされているかどうかが検証されます。この例では、再販業者の売上を 2007 年の売上と比較するので、コンテキストが 1 年でフィルターされているかどうかを把握する必要があります。 また、比較に意味がない場合は、空白を返すようにします。

= IF(HASONEVALUE(DateTime[CalendarYear]),SUM(ResellerSales_USD[SalesAmount_USD])/CALCULATE(SUM(ResellerSales_USD[SalesAmount_USD]),DateTime[CalendarYear]=2007),BLANK())