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VAR.S

  • [アーティクル]

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

サンプル母集団の分散を返します。

構文

VAR.S(<columnName>)

パラメーター

用語 定義
columnName 標準 DAX 構文が使用された、既存の列の名前 (通常は完全修飾)。 これを式にすることはできません。

戻り値

サンプル母集団の分散を含む数値。

解説

  • VAR.S では、列が母集団のサンプルを参照すると想定されます。 データが母集団全体を表している場合、VAR.P を使用して分散を計算します。

  • VAR.S では次の数式が使用されます。

    ∑(x - x̃)2/(n-1)

    ここで、x̃ はサンプル母集団の x の平均値です

    n は母集団のサイズです

  • 空白行は columnName から除外され、計算では考慮されません。

  • columnName に含まれる空でない行が 2 つ未満の場合は、エラーが返されます。

  • この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。

例

次の例では、サンプル母集団の InternetSales_USD から SalesAmount_USD 列の分散を計算するメジャーの数式を確認できます。

= VAR.S(InternetSales_USD[SalesAmount_USD])